【ホクモリ!②】このクラブ本気でJ 1目指してます「BTOPサンクくりやま」
北海道のスポーツを多くの人に知ってもらう投稿、略して「ホクモリ!」。
第2回目はJリーグ参入を狙うサッカークラブ「BTOPサンクくりやま」です。※参考HP:https://btop.jp/
「ホクモリ!」についてはこちらの記事をどうぞ!
第1回目の記事はこちら!
北海道コンサドーレ札幌(以下コンサドーレ)に続き、北海道で2クラブ目のJリーグクラブが近い将来誕生するかもしれません。
そのクラブとは「BTOPサンクくりやま」です。(以下BTOP)
クラブHPによると、BTOPは最短2025年、J1を目指して北海道リーグを戦っています。
もちろんJリーグ参入を目指すクラブは多数あります。
しかし、その中でもBTOPは本気で最短最速でJ1昇格を狙っていると断言できます。
なぜなら、BTOPは本気でビジネスのことを考えているからです。
「え?良い選手がいるからじゃないの?」
「優秀な監督を連れてきたのではなく?」
と思われるかもしれません。
確かに、どこのクラブも昇格を目指しクラブ強化に力を入れます。
勝たないと昇格できないからです。
チームが上のカテゴリーに進むにつれて、協賛企業(スポンサー)が増えてきてビジネス面も拡大していきます。
つまり、「クラブ強化」→「ビジネス拡大」という順番が一般的です。
しかし、BTOPはJリーグ参入前の今の段階から「クラブ強化」と「ビジネス拡大」の両輪を同時に前進させようとしているのです。
BTOPの本気度がわかる3つのポイントを本日は取り上げたいと思います。
①クラブブランディング
②クラブHP
③限定的パートナーシップ
まず①クラブブランディングについて。
BTOPのクラブカラーは「白」と「黒」です。
コンサドーレの「赤」と「黒」とは対照的に、落ち着いた色です。
それが既にクラブのブランディングを考えているとしか思えないのです。
コンサドーレの「赤」と「黒」は良い意味で「田舎っぽさ」があり、とても目立ちます。
それが地方都市である北海道のサッカークラブとしてマッチしているように思えます。(ファンとしてのイチ意見として言わせて頂きます笑)
一方で、「白」と「黒」はシンプルであるがゆえに、「洗練された」「スタイリッシュな」印象を与えます。
これは、今から新たにファン・サポーターを増やす際に、若年層を意識していると考えられます。
どういうことかと言うと、既に北海道内ではコンサドーレのファンやサポーターが一定数います。
そうなった時に、今コンサドーレのコア層である40~50代をメインターゲットにするにはBTOPには分が悪いのです。
その為、BTOPは積極的に若年層にアプローチする必要が出てきます。
そうした際に、若年層には「おしゃれさ」や「洗練された」デザインが好まれる傾向にあります。
少なくとも「赤」や「黒」のような色合いは目立ち過ぎて敬遠する人も多いのではないでしょうか。
そうした時にBTOPの「白」や「黒」は良いイメージを与えるのです。
またパートナー企業を増やす際にも、「洗練された」「スタイリッシュな」印象は有利に働くことでしょう。
そこまで見据えて、BTOPは既に今からブランディングをしているのではないでしょうか。
続いて、②クラブHPです。
これもブランディングと似ているかもしれません。
BTOPのクラブHPを見てもらうと、非常に洗練されているのがわかります。
通常、Jリーグ参入前のクラブHPというと、かなり素人感がでてくるデザインが非常に多いです。
いや、Jリーグクラブでさえもそういう印象を持つHPが少なくありません。
しかしBTOPのクラブHPは既に洗練されており、今の時点で「プロ」を意識していることは間違いないでしょう。
そして最後3つ目が限定的パートナーシップです。
BTOPには既に複数の企業とパートナー契約をしております。
そのこと自体は珍しくないですがBTOPではパートナー社数を限定してます。
具体的に言うと、
CORE PARTNERSは15社
STANDARD PARTNERSは30社
に限定しています。
契約内容にもよりますが、一般的にパートナーは増えれば増えるほど、クラブの資金が増え、選手の補強や施設の改築・増築に充てることができます。
つまり、パートナー数を増やすことはクラブの経営を安定させる上で、重要になります。
しかし、BTOPはそのパートナー数を限定しています。
それはなぜか?
限定感を出すことも目的の一つかもしれませんが、一番大きな目的としては、1社1社としっかり向き合う為ではないでしょうか。
パートナー数が増える程、その企業と向き合う時間は少なくなります。
そうなると企業はただスポンサー費を出すだけ、クラブはその見返りに宣伝を行うだけになります。
それが無意味というわけではありませんが、効果が本当にあるかわかりづらい為、その企業の経営状況が悪化したら、契約は打ち切られるかもしれません。
しかしパートナー数を限定し、しっかりと向き合うことで、企業にとってもクラブにとってもメリットのある取り組みを行えるのではないでしょうか。
他クラブではスポンサー(支援者)と呼んでいるのに対し、BTOPはパートナー(仲間)と呼んでいるのもそういう理由でしょう。
いかがでしたでしょうか。
BTOPはこのようにクラブ強化だけでなく、ビジネス面で本気度が垣間見えるのです。
本気でJリーグ参入、そして最短でのJ1昇格を狙っているのです。
コンサドーレとの北海道ダービー楽しみです!
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?