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鼻の骨を切り取るべきか、研ぐべきか?

鷲鼻や歪んだ鼻の手術では、鼻筋の飛び出た部位を低くしなければならない場合が多いです。
この飛び出た部位の上側は鼻の骨、下側は軟骨で成り立っています。

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この部位を低くするには骨刀(osteotome)を当て医療用の木槌(mallet)で打って切り取るか、表面を整えるのに使われるやすり(rasp)で研いで低くするのが一般的です。

この2つの方法のうち、どの方法がより良いか悪いかと決めつける事は出来ません。
手術をする医師が本人が楽で自信のある方法を選ぶのです。
ジャガイモを剥く時にピーラーで剥くのが楽な人がいるのと、果物用の包丁を使った方が楽な人がいるのと同様です。
いくつか例外があります。過去に鼻の骨がバラバラに折れたり鼻の骨が弱い場合には
骨刀で打つと鼻の骨が砕ける場合があるので、このような時はやすりで研ぐ事をお勧めしますが、このような場合も骨刀で上手く手術される先生もいます。

カウンセリングをしていると、飛び出た部位を低くするために切り取るべきか研ぐべきかで悩まれる方を多く見かけます。
またこの方法ですると絶対ダメで、この方法はこんな問題があると心配をします。
患者が手術の結果に対して悩むのであれば理解が出来るのですが、手術方法について悩むのは何の意味もありません。
本人が手術を執刀する訳ではなく医師が執刀するため、手術に対する悩みは医師の取り分です。

また人の身体は誰一人として全く同じではありません。
ですのでこの方法でするぞ!と計画をして入りますが、入ってから予想外の状況に出くわすと他の方法を使う事があります。

ですのでそんなに手術方法にこだわらないで下さい。
ある程度は医師に任せる事で医師が自分の実力を十分に発揮する事が出来るのです。

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