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残念ながら全員を笑顔にすることはできないのが現実

美容師をしていると、

口コミの評価に日々さらされることになる。


自分ではいつも

ベストを尽くしているつもりでも、

低評価をくらうことも

もちろんある。


先日も、

ホットペッパービューティーの

口コミで

星1つの書き込みがあった。


なんでも

髪を伸ばしているのに

表面に段を入れて

短くされて

すごくショックだったとのこと。


まったく思い当たる節がなく、

私もショック全開である。


そのお客様は、

カットとシャンプーのみでご来店され、

「髪の量をすくだけ」をご希望。


こう言ってはなんだが、

「髪をすくだけ」の仕事は、

一番手がかからない。


文字通り、

スキばさみで毛量を調整するだけだ。


そこに

上手いヘタは

ほとんど関係ない。


もちろん、

頭の箇所によって

量にムラがあったり、

髪のすそが

ペラペラのクラゲのようになってしまったりするのは、

美容師初心者によくある失敗であるが、

そんなヘマをしたとも思えない。


ヘアカラーの色が著しく

オーダーと違ったり、

縮毛矯正の薬が

過剰に効きすぎて、

チリつきが出たり、

あからさまに

対応の態度が悪かったりしたときに、

星1つは下されるのだと思っていたが、

まさに、青天の霹靂である。


一生懸命やりました、

と言ったところで

通用しない。


残念ながら

全員を笑顔にすることは

できないのが現実である。


仕事はなんでもそうだが、

評価にさらされながらやることで、

素人には出せない

プロらしさが出るのだ。





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