「世の中はなんてよくできているんだ」と感動する
ある一つの分野について勉強を進めていくと、
その分野に関する枠組みが見えてくる。
さらに今の形になった経緯とか、
自分が今まで全く思いもしなかった側面とかが見えてくる。
例えば
今私は薬事法管理者の勉強をしているが、
食べ物の広告に関する規制がこんなに厳しいとは知らなかった。
なにげなく目にする広告のうたい文句は、
厳しい法律の網の目をくぐるように
考え抜いて載せられている。
一見、
なぜこんな不自然な表現をするのかと
思う文面も、
規制に引っかからないための
苦肉の策だったのだ。
または、
コンビニで何気なく見かける
「特保」の商品は、
許可を取るためにだいたい3~5年、
かかる経費として数億円かかる。
ここまでくると、
大手企業でないと実現が難しいのだ。
そんな風に、
企業側の苦労なんかが見えてくる。
「そうだったのか!」
「だからそうなんだ!」
そうなるともう世の中は違って見える。
ほとんど全てのことは長年かけて研究されていて、
説明が付くように完璧な文献でまとめられている。
細かいところまで情報をキャッチできるレーダー付きのゴーグルを掛けて
出かけるようなものだ。
今まで
「あの人が嫌だ」とか
「朝起きるのがめんどうだ」
くらいのことしか発想しなかった毎日は、
こんなにもよくできていたのだ。
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