近づくほどに遠ざかる
「薬事法管理者」の資格取得へ向けて
目下勉強中である。
始めは、
「資格を取れば怖いものなしだ」
と意気込んでいたが、
いざ始めてみると、
資格はほんの入り口に過ぎず、
いま取り組んでいる講座で得られる知識の背後には、
さらに膨大な情報が存在する。
入り口から一歩踏み込むと、
ゴールに一歩近づくと思っていたが、
そこには無尽蔵にも思える情報の海が広がっていた。
このまま見なかったことにして
入口へ戻り、
そっと扉を閉めれば
何もなかったことにできるだろう。
でもせっかくなら、
もう少し歩を進めてみようと思う。
そうだった。
勉強には終わりがないんだった。
知っていることを増やす→アップデートする→
駆使する→役立てる→
知っていることを増やすに戻る。
このサイクルを延々と繰り返すのが勉強だった。
近づくほどに
その奥深さが見えて、
その分野への敬意が生まれるのだ。