ちはやふるを読んだ感想。(9巻)
※ネタバレ、長文がお嫌な方は、読書メーターへどうぞ。https://bookmeter.com/users/1097368/books/read
9巻
周防名人は、基本的な一字決まりの札の他に、1字目で判別できる札が21枚あるらしいけど、そこまで、しかも瞬時に聞き分けられるものなのかな?TOEICでも、リスニングの方が点数取りやすかったりするけど、日本語は母音が少なかったと思うし。どうやら、周防名人によると、キョコタンが札を読む時に見てる景色を見ているらしいけど。
日本語で、そこまで細かな聞き分けが出来るのかな?可能だとしても、耳に何らかの障がいが起こる可能性もあると思うんだけど。あと、そんだけ繊細だと騒音にも弱そう。
机くん、やっぱりすごいかも。一人だけ何か分析してるな、もしかして、千早が判別できる札?って思ってたら、過去の記録調べてた。でも、これ、本来なら自分でしなきゃならないことなんじゃ…。肉まんくんにも、よく助けて貰ってるよね…。
北野先生は、「師を持たない人間は、だれの師にもなれんのだ」と言ってたけど、詩暢ちゃんも周防名人も、その圧倒的な強さで、競技者を引っ張ってる。詩暢ちゃんをずっと怖がってた由美さんや、周防名人に負けてから腐ってた村尾さんさえも。
かなちゃんが、「紀貫之だったかなあ、鶯や鹿が鳴くように、自然な発語が詩になることがあるって言ってたのは」って書いてあったけど、子どもの言葉に関してもよく言われるよね。
日常会話でも、七五調になってることもあるし。
新って、ものすごく気前が良いな。でも、新のおじいちゃんが言ってたことって、ものすごく難しいような…。競技かるたは、感じのよさだけじゃないけどさ…。その上を行くわけでしょ?
ご隠居、古典の先生なのに、かるた部に理解がないとは…。
宮内先生の絵文字…しかも手書き…。
いつも同じ歌で試合が始まるなと思ってたら、あれは百人一首の中には入っていない序歌だったんだね。誰が選んだんだろう?
千早は「強欲」というより、何か言ってる事とやってる事がズレてるような…。そんだけ周りを信頼し、自分に自信があるのかも知れないけど。私は机くんと同じ、環境重視派(「部室が守れて、1年生ともそこそこ楽しくやれたらいいと思うけど……」)かな。一番現実的なのは、肉まんくんかな。(1年生を育てるのは、高校選手権の後。)1年生の指導は無駄ではないと思うけど、早く名人やクイーンに挑戦したいなら、千早も白波会の練習を優先した方がいいのでは?
小野小町の歌は、「容姿の衰えを読んだものではなく、後世そのように解釈されるようになっていった」と書いてあったのを読んだことがあるんだけど…。
モテる人は、「選ばれるんじゃなくって、選ぶ」って言うね。
一人くらい、もう少しマシな1年生がいてもいいと思うけど。育っていく/変わっていくところを描きたいのかも知れないけど。太一に選んで欲しくて、「いやだ。私だって選びたい。私は後悔の歌なんか詠わない」って言ってた菫ちゃんには、小野小町に謝って欲しい。
菫ちゃんって、耳良さそう。千早が言ってたこと、しっかり聞いてたし。太一の練習見て、配られたプリントも見てた。太一目的なら、太一に、爪切るように言って貰えばいいだけでは?小町の札、隣の札にも触ってるように見えたけど…。
北海道は、やっぱり、本州の方とは少し違うのかな?下の句かるたは知らなかった。沖縄にも、独自のかるたがあるのか興味がある。季語は、沖縄はちょっと違ってて、歳時記が出てる。
かるたの団体戦には、補欠何人入れるんだろう?千早が1年生にこだわる理由は分かったけど、新入部員5人ゲットしないと部室がやばいこと忘れてないか?
筑波くん、肉まんくん(A級で、部で一番かるた経験が長い)に教えて貰えるなんて、いいなあ。しかも、強くしてくれるって。
私は、百人一首は和歌だと思う。かなちゃんは、短歌だと言ってたけど。
密かに気になっていること。新は、天才としては描かれてないんだよな。詩暢ちゃんが出て来てから、すっかり影が薄くなってしまったし。更に、周防名人もいる。
ちはやふる/末次由紀 (Be・Loveコミックス)
この記事が参加している募集
よろしければ、サポートお願いします。もっと良い記事が書けるように、使わせて頂きます。