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自分が「普通」だと思い知らされた出来事
1年前の記事
暇だったのでスマホの中にある不要アプリを削除する作業をしていたとき、とあるブログアプリを見つけました。
このブログを使った記憶はなかったものの、開いてみると2つほど自分の書いた記事が残されていました。
読んでみるとそれらはワーホリに行く前の記事で、考えていることの熱量が今と全然違って面白いなと思ったので、ここでそのうちの1つを公開したいと思います。
(ちなみに2019年4月の記事でした)
文章が拙くとても恥ずかしいのですが、生暖かい目で見ていただけたらなと。
※あまりに読みにくい部分は若干修正しましたが、大まかには当時の記事のままにしてあります。
以下、記事の本文です。
自分が「普通」だと思い知らされた出来事
中学も高校も、県内では有名な学校だった。
いわゆる地元の進学校、というやつだ。
それが県外では無名だと気付いたのは、大学進学で地元を離れたとき。
そこからさらに就職活動を通して、大学もまた同じように無名だと気付いた。
中学も高校も受験のために勉強をして卒業して、浪人も留年もせずストレートに就職した。
当たり前のように進んできたが、それしか道を知らなかった。そこに何の疑問も持たなかった。
しかし、初めて就職した会社で出会った人達は、そんな「普通」という概念をぶち壊す人生を歩んできた人ばかりだった。
まず年齢から言うと、新卒入社が数百人いる中で、自分と同じようなストレート就職は約半数。
残りの半数は浪人や留年、留学の経験者が多く、1歳や2歳上なんてざらにいて、中には29歳や30歳なんてのもちらほらいた。
(大学卒→就職→大学院卒→再度就職だから30歳で新卒らしい。そんなのありかよ)
そんな人たちに囲まれて、
「あれ?自分てなんでストレートに進んできたんだっけ?」
と疑問に思ったほどだった。
自分の経歴が普通過ぎて、同期とこれまでの人生を語り合うのが恥ずかしかった。
私の周りの同期たちは、
「大学の時に学生団体を立ち上げた」
「レスリングで全国大会に出たことがある」
「アメリカの大学に行っていた」
など、どれも履歴書では目を引くような経歴ばかりだった。
そんな人たちに、私の経歴の何を話したら面白いのだろう。
わからなかった。
それまでおしゃべり好きと言われていた私が、同期の話を聞くときだけは聞き役に徹した。
同期の過去の話が興味深かったのはもちろんだが、
それ以上に、相手と対等に話せることが自分にはなかったのだ。
自分の過去が普通であるのなら、将来に対して面白いことを言えばいい。そう思ったこともあった。
それでも、やっぱり同期には敵わなくて。
「起業するつもりだ」
「経営者の父親を支えたい」
「若いうちにお金を貯めて、南の島で暮らしたい」
そんな同期たちに、一体何を言えばいいのだろう。
ほんとに同じ社会人1年目なの??
敵わないな、と思った。分不相応な会社に入ってしまったものだと。
それから約2年間、その会社で奮闘した。
自分がこれまでしてきたことに話せることがないのなら、話せるネタを今から作ればいい。
将来やりたいことがわからないのなら、同期から面白い話を聞きまくり、興味のあることを見つければいい。
そう思った。
私の周りには、こんなにも題材に溢れているのだから。
そう思ってからは楽しかった。
同期と話すときは、その人が何に興味があって、何を経験してきて、何をしようとしているのか、
それを少しでも理解したくて聞き役に徹した。
そんな同期たちの影響を受けて、私は会社を辞めた。
同期の中に、「世界一周したいから会社を辞める」と話していた子がいたからだ。
私は海外に住みたいとずっと言っていたにも関わらず、何もしてこなかった。
お金がないからと留学を諦め、英語が話せないからと外資系企業すら受けず、自分でチャンスを作ることさえしなかった。
そんな自分を変えたかった。同期たちと対等に、自分の話をできる人間になりたかった。
だからワーホリに行くと決めた。
1年間、オーストラリアに行くと。
お金なんてなかった。ないなら貯めればいいと思った。
そのため、支出の1番多くを占めていた家賃を削ることに決めた。
家賃を削るため、東京での一人暮らしを諦めて、関西の実家(正確には祖母の家)に移る手段を選んだ。
東京での暮らしは名残惜しかったけれど、何も捨てずにやりたいことなんて手に入らないと思った。
だから今、祖母の家に居候しながら、前職の先輩に紹介してもらった会社で働きつつ、掛け持ちのバイトもしている。
自信を持てる自分になれるよう、今も奮闘し続けている。
当時を振り返って
この記事を読み返したとき、まず何よりも
めっちゃ恥ずかしいなと思いました(笑)
文章が自分主体過ぎるし、文体でちょっとかっこつけてるあたりが。。(苦笑)
しかし、新卒で就職した会社で自分と周りを比較して感じていた劣等感とか、そこからワーホリに行くと決めた覚悟だったりとか、
今はもう忘れてしまったり、新鮮味を失ったりしてしまっている自分の感情を、当時の熱量のままに読み返すことができたのは良かったなと思います。
また、1年前の自分と今の自分とでは悩んでることが全然違うんだなってことに気が付きました。
そのため、今悩んでることって結局いつかは解決するもんなんだっていう(そしたらまた新たな悩みが出てくるけど)、
そんな当たり前のことにも改めて気付けた気がします。
今はこの記事を書いた当時ほど「普通」という概念には囚われていませんし、
ワーホリに対しても「世の中にはそんな人もいるよね〜」ぐらいの感覚になってしまったのですが、
それでも、今では色んな人にワーホリに行っていた事を驚いてもらえるようになったあたり、
当時の「面白いことをしたい」という目的は果たせたのかなって思います。
このnoteは自分のアウトプットをシェアするために始めたのですが、
こうして過去の自分を記事を通して振り返れることもメリットだな、と感じました。
ではでは。
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