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子どもが不登校になって心が折れそう。
ご覧いただきありがとうございます!
吹田市にあるフリースクールトイロです!
最近は、ボードゲーム教育に力を入れており、アンガーマネジメントの部分で教育効果が表れてきました!
そして、チケット制を導入しており、通い方を選べるフリースクールということで、教育相談のお申し込みも増えました!
気になる方は、「吹田市 フリースクール トイロ」で検索!
そんな教育相談にくる保護者の方の共通点、教師として関わってきた保護者の共通点について今回は書いていこうと思います!
最後までお付き合いください!
良い将来を期待することは現在を否定しているのと同じということ。
共通点①
「あと何年この状態が続くのだろう。」
「この状態から前進することがあるのだろうか。」
「働かずに引きこもったままならどうしよう。」
「この先いったいどれくらいのお金がかかるのだろう。」
という不安を口にする。
これを考えてもどうしようもありません。答えは無いからです。
期間の目安として言えるのは、「不登校になった期間の2倍は最低でもかかる」位です。
当然、子どもがいきなり学校に行かなくなったなら、このような不安に陥ると思います。
そして、
「学校にいって勉強できるようになって欲しい。」
「進学をして欲しい。」
「社会人になったら働けるようになって欲しい。」
「できるだけお金がかからないで欲しい。」
これを思う時、今、目の前にいる、お子さんはどんな状態ですか?
ゲームばかりしている、布団から出られない、精神的にまいっているなど様々でしょうが、将来の事ばかり見ていると、心が折れてしまいます。その結果、目の前の子どものことを見落としがちになります。
未来の事なんて誰にもわかりません。
学校に行ってようが、行ってなかろうが同じです。
だから、将来のことで心をすり減らす必要もないし、将来の話を子どもとする必要もないです。
将来の話をするということは、「今のあなたの状態はだめなのよ」と突きつけているのと同じだと、まずはそれを理解してください。
不登校対応の正解を求めることは、遠回りだということ。
共通点②
「どうやったら今の状態から前進しますか?」と答えをまず求める。
これも明確な答えはないです。
何がぴったりはまるかは、それぞれ違うからです。
それに、不登校の状態って、段階があるので、それも合わさって、なおさら個々にしか答えが出ない。というのが答えです。
答えがないのに、答えを求めようとするから、心が折れてしまいます。
特効薬はなく、対応についての正解がないことを理解する。これも必須です。
「学校に行かなくていいよ」というのは、親である自分にも言うということ。
共通点③
「学校に行かせたいのですが、どうしたらいいですか?」と学校に戻そうとする。
どうして学校に行かせようとしたり、学校に行って欲しいと願うのでしょうか。
本当に子どものためですか?
子どもは学校へ行く必要性を感じていますか?
ここで大事なのは、子どもが学校に行かないと選択したとき、「親としてその先の選択肢をいくつ持っていますか。」ということです。
そこの選択肢がないのに、学校に行かせようとしたり、学校に行って欲しいと願うのは、子どもたちにってものすごく、辛いことを押し付けています。
なぜなら、今は多様な選択肢が用意されているからです。
例えば、すぐに家以外のコミュニティを求めるなら、適応指導教室、フリースクール、オルタナティブスクール、デモクラシックスクール、通信制高校、オンライン家庭教師、不登校特化型塾、高等学校卒業程度認定試験などがあります。
その先で言えば、就労移行支援制度や、職業訓練校など選択肢は多岐に渡ります。その組み合わせ次第で、さらなる道は開けます。
今の世の中、学校に行かなかったとしても、選択肢を持てば持つほど何とかなるのです。
それらを知らないから、学校に執着してしまいます。
学校が全てではありません。その呪いに近い考えをいかに早く変えられるかが、子どもの前進に関わってきます。
だから、「学校に行かなくていいよ。」というのは、親である自分自身に言う言葉でもあるのです。それができて、子どもの不登校と向き合えたことになります。向き合えない以上、ほとんど前に進むことはないでしょう。
大人が変われば子どもが変わる。
前進できた子どもたちの共通点。
・何年もかかって前進した。
・なぜか高校進学のタイミングで学校に行くようになった。
・アルバイトをして劇的に変わった。
・休んだあと、何かにチャレンジした。
・保護者が学校に行かせようとしなくなった。
・保護者が将来の話をしなくなった。
そして、圧倒的に多いのは、親の笑顔が生活の中で増えたです。
これは、12年教師をして見てきたのと、今現在フリースクールを運営している経験で得たものです。
保護者の笑顔は、当時の担任の私にも見せるようになった程なので、ほんとに増えたのでしょう。
その人達のほとんどが、「先生、もう、学校に行かなくても、前の元気な姿に戻ってくれたらそれでいいと思えるようになった。」といった事をおっしゃいます。
どうしてそうなれたのか。
不登校との向き合い方を変えたからです。
「答えはない、将来なんてどうなるかわからない、学校が全てじゃない」
視点を変えてこう思えるようになったからです。
では、どうして子どもが前進するのか。
おそらく、親が元気になったことで、波がなくなり、日によって違うことを言わなくなったことが大きいのではと思います。
何より、不登校の子どもの多くは自分を責めているので、親の元気が無くなったのは自分のせいだと思っていたのかもしれません。
私自身が不登校の時そうでした。
このように、不登校の向き合い方は変えることができます。
そして、それが、子どもにいい影響を与えます。
大人が変われば子どもが変わるのです。
まとめ
・向き合い方を変えれば視点が変わる!
・学校に執着すれば、するほど前進できない!
・大人が変われば子どもが変わる!
最後までご覧いただきありがとうございました!
次回もぜひご覧ください!
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