見出し画像

キャリアコンサルタント面接試験対策《口頭試問》

はじめに

ーーーーーーーーーー ご注意 ーーーーーーーーーー
▶︎JCDAで受験の方向けの内容です。
▶︎筆者の経験や口頭試問の考え方について書いています。
▶︎合格を保証するものではありません。
上記をご理解の上お読みください。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

口頭試問になると…
『頭が真っ白になり何を答えているのかよくわからなくなる!』『ロールプレイで何を話していたのか忘れてしまう』といったことはありませんか?
私も何度かこのような状況になり不安でいっぱいになりました。

キャリアコンサルタントの面接試験ではロープレと口頭試問がセットと言われています。面接試験はまずロールプレイから始まります。口頭試問を意識しすぎず、目の前のクライエントに集中して、『何を訴えているのかな?』『言いたいことは何なんだろう?』と寄り添っていくことが最重要です。

口頭試問はロールプレイの振り返りの場です。
試験官の質問にスラスラ答える必要はなく、その場で振り返りながら簡潔かつ丁寧に回答していけば良いのです。整理するのに時間が欲しければそう伝えても構わないです。(実際少し整理するのでお時間くださいといった方も合格されています。)
回数を重ねて練習することが一番重要ですが、最近の傾向を理解して準備することも重要です。

最新の口頭試問について

最近のキャリアコンサルタント試験において口頭試問はかなり重要になってきています。クライエント役にもよりますが個性が強い方も多くいらっしゃるようです。練習してきたことを一生懸命やろうとしても、初めてのケースや全く話してくれないケースもあり練習の成果を発揮しづらいケースもあると聞いています。

また最近の口頭試問の質問も変化してきています。第20回以降より変化が大きくなってきていると言われています。
定型の質問に回答するという形から受験者が答えた回答に対して、重ねて質問される会話形式に変わってきている傾向があるようです。

今後受験を控えられている方へ最近の口頭試問を分析していきたいと思います。

基本の5つの質問

すでロールプレイの練習をされている方は基本の5つの質問はご存知な方も多いかと思いますが、改めて振り返っておきます。
最近のトレンドについてもお伝えしますので順番に読み進めていただければ幸いです。

0.口頭試問の心がまえ

繰り返しになりますが、口頭試問はロールプレイの振り返りの場です。実際あなたがどのようなことを考えながらロールプレイを進めていたのかを聞かれているのです。

試験官が『何を問われているのか?』という質問の意図を正確に汲み取り、自分のロールプレイを振り返り答えていくのです。

実際の結果通知からも分かりますが、問われているのは大きく5つです。
試験官はこれらの5つの項目をロールプレイと口頭試問で確認していかなくてはいけないのです。

(1) ①主訴・問題の把握 ②具体的展開 ③傾聴
(2) ④振り返り ⑤将来展望

これらを念頭に置いておくことはとても重要です。

👇実際の試験結果通知書です。

👇判定の項目と詳細です。

1.良かったこと、悪かったこと

  • 15分のロールプレーを通してコンサルタントのあなたが良かったと思うことと改善した方が良いと思うことについて教えてください。

この質問はほとんどの受験者が最初に聞かれる質問です。

✅ポイント✅

①ロールプレイを振り返り、キャリアコンサルタントの基本姿勢として良かった点・出来た点を簡潔に答えます。改善ポイントについても素直に答えることが必要です。
『出来た事は〇〇です。〇〇の語りから〇〇となったからです。』『出来なかった事は〇〇です。〇〇な理由でそう考えています。』とうい形でどこが出来てどこが出来なかったのかを明確に伝えた方が伝わりやすいと言われています。長々と説明したい気持ちは分かりますが、試験官が何を言いたいのかを掴みにくいと考えられます。全て回答し切らなくても、確認したい項目は追加で質問がくるのが最近の傾向です。

②具体的な会話の中身を加えて回答することが良いのではと言われています。
『〇〇という語りの中から…』『〇〇の話をしてくださったところから…』『〇〇さんの表情が〇〇のお話で明るく変化したことから…』などを加えるとより具体的な回答となります。

③改善ポイント・うまくいかなかった点は素直にお話しした方が良いと思います。時間がなかったからできなかったのか?クライエントのペースに合わせて話を進めていったので聞けなかったのか?明確に答えた方が良いと言われています。
私の場合ここでも『どの場面だったらその内容に踏み込むことができたと思いますか?』と振り返って全体のストーリーを理解しているか確認されました。なぜそれができなかったのか理由も明確に答えられるように意識をして練習していく方が良いかと思います。

2.主訴

ここから先は

2,595字

¥ 300

ご購入ありがとうございます。これを励みに頑張ります。