銀行アプリの良しあし(要望)

 今やスマホから税金や各種公共料金の納付ができる時代。今年は固定資産税をスマホで済まそうとしたのでした。

事例:三井住友銀行< 三菱UFJ銀行

 通常この手の支払いは、三井住友銀行を利用しています。銀行アプリを立ち上げログイン。こういった支払いは「ペイジー(Pay-easy)」という仕組みを使うのですが、そのためにはブラウザでの操作になるとのことで、ブラウザに移行。いくつか入力を済ませて、さて最後。パスワードカートの番号入力。ここでアプリに戻らなければならないと。
 実はブラウザで指定事項を入力し、「次へ」で進むたび、新しいタブが開いていたのでした。そしてそれらもアプリも、みな「三井住友銀行」これはややこしい。どれがアプリの画面だ??
 どうにかアプリに戻って番号取得。それを貼り付ければ作業終了と思いきや、パスワードカートの番号入力画面はどこだ!三井住友銀行の窓がたくさん開いているから、どれかわからない!!あ、窓一つ消してしまった!けど あれは入力画面じゃなかった ホッ。などしているうちに、タイムオーバー。もう一回パスワードカートの番号ゲット。さあ、入力画面に行くぞ! ん、どれだ??の繰り返しになりました。

 なんちゅうインターネットバンキングだ!三井住友銀行はヤメヤメ!!
三菱UFJ銀行に乗り換えることにしました。そしたら、こちらはお利口さん。アプリ内ですべて完結。一試行で納税完了となりました。

銀行アプリの使い勝手

 同じ銀行アプリといってもずいぶん使い勝手が違うものですね。そういえば三井住友銀行は、生体認証でログインするにも、別アプリをインストールする必要ががあったりしました。一方、三菱UFJ銀行はアプリ内にその機能が組み込まれています。

 インターネットバンキングは、どこでも契約番号もしくは口座番号を入力してログインするのが、かつては普通でした。普通の人はそんな番号を覚えているわけはありません。事実上カードを持ち歩いてないと(どこでも)ログインなんてできなかったわけです。その点生体認証は便利です。

 ですが、生体認証を使うにあたって、アプリ内での操作でその登録が済んでしまうのと、別アプリをダウンロード・インストールして銀行アプリと紐づけるのとでは、ハードルがずいぶん違いますよね。正直、何て面倒くさいんだと思いましたよ。

 三井住友銀行の人たちは、自分であまり使ってないのかな(いやいや、アプリなんて危なくて使うもんじゃないって、実は思ってる??)とか、他行のアプリを試したりする機会はないのかなとか、思った次第です。

セキュリティと利便

 ユーザーの安全を守ることは、第一に優先されることなのは確かですが、使い方が難しければ、思わぬ間違いを犯し、かえって危険なことをしてしまうかもしれません。
 インターネット専業銀行ともなると、セキュリティには万全を期しているということでステータスが上がると思っているのでしょうか。ログインするだけでも一苦労というところもあります。
 セキュリティと利便はトレードオフの関係かもしれませんが、事業者視点だけではなく、ユーザー視点も加味して総合的に最適なところで折り合いをつけてほしいものです。


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