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【ないから作る】 Triumph TRシリーズ (2025/2月号)

今回のお品書きです。


とりあえずの完成、そして…

先週末、オートモデラーズウィークエンドという、自動車模型展示会イベントがありましたため、なんとかそれまでに完成させようと頑張った結果、残り2日時点で仕上げることができました。

詩文の作品の展示風景

ここまでは良かったのですが、イベント当日の朝、運搬用に梱包している最中に浮かれてボンネットをパカパカしていたところ、片方のヒンジアームを追ってしまいました…

とりあえず展示会にはそのままボンネットを乗せただけで飾っておいたのですが、そのままにしておくわけにもいかないので補修作業です。

実は完成後も結構バラせるように作ってあります。接着せずに固定されているところは意外と多いのです。

分解

ボディからシャーシフレームを外し、エンジンも下ろしました。同時に展示会で飾っている最中に少しトレッドが広すぎる感じがしたので、サスペンションを調整するため、前後ともサスペンションもバラしてあります。

一部アーム類の塗装が剥がれた程度で綺麗にバラすことができました。

エンジンの光造形化

今回は TR6 にもドアハンドルやグリルエンブレムなど、ここまでの制作経験で得られた知見からFDMプリンターには不向きと思われる部品について、光造形プリントへの切り替えを行いました。

依然としてドアやボンネットなど薄い板状の部品については、変形等の問題が起きないという点でFDMプリントの方が向いていると思っていますが、ドアハンドルなどの細かい部品の他、エンジンとその周辺機器についても光造形方が向いていると思ったため、テストとしてエンジンを光造形プリントで出力してみました。

光造形プリントで出力したエンジン部品一式

以前にも書きましたが、全部いっぺんに出力しても時間変わらないのはFDMと比較した時の光造形のありがたいことのトップです。

そして細かいディティール、特にボルト類のようなディティールはFDMが特に苦手とするところで、それがシャープに出てくれている点が素晴らしいです。

逆に言えば、造形がシャープすぎるために結構な高解像度、微細積層ピッチにも関わらず段差がちゃんと見えてしまいます。呆れるくらいにシャープ。

ちゃんと塗装して TR5 にはこのエンジンを載せたいと思います。

このあとは

TR6が一段落したので、TR5のプリントを始めています。基本的にはTR4のマイナーチェンジモデルというわけですが、模型としては細かいところの設計変更や、スタイリングの微調整などを行なっています。

順調に作業が進めば比較的短時間で完成させられると思います。お楽しみに。

では、また。

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