最高のリーダーとは何か? レゴ®︎シリアスプレイ®︎で考える
とあるリーダー層向けの研修で「最高のリーダーとは何か?」を考える、というお題の研修を担当させていただき、レゴ®︎シリアスプレイ®︎のメソッドを活用して、実施してまいりました。
最高のリーダー。
日々、多くの企業や組織に関わらせていただく中で思うことは、それは、時代とともに、刻々と変化していて、かつ、組織ごとに最適解は結構異なる、ということ。
また、リーダー像のあるべき姿論は、自分の実感値と切り離してしまった客観性や正論だけで考えたところで機能せず、何を期待しているのか、どうありたいのかを本音ベースで掘り下げることが出発点として欠かせない、と感じていました。
さらに、いったんの結論が出ても、状況や環境に合わせて、常に変化し続ける必要があって、そのためには、固定概念に縛られずにいまを感じることと、感じたことへの対応を試行錯誤し続けやすいような結論の出し方にすることも、大切だと思っていました。
自分自身に無理なく問いかけることができ、言葉にできていない想いや、結論ではない途上の考えを、自然な形でアウトプットできる。かつ、一義的では無い結論の出し方や、出した結論を全方位から見直したり変化させていくことができる・・・
それはもう、レゴ®︎シリアスプレイ®︎のメソッドしか無いではないか!という想いで、実施させていただきました。
当日は「スキルビルディング」と呼ばれる練習から入りながらもその中で、逆説的に、最高のリーダーにアプローチしてみる要素も組み込んでみたり、また、個人が思う最高のリーダーを検討した後には、「チームで考える最高のリーダー」というお題にもチャレンジしていただきました。
レゴ®︎シリアスプレイ®︎ならではの魅力ですが、同じテーマで作品を作り、ディスカッションしているはずなのに、全てのテーブルで全く異なる作品が出来上がり、似ている部分はありつつも、いずれもが個性的で、イキイキしていていました。
だからこそ、与えられた・借りてきた言葉ではない、実感の伴う言葉と共に、それぞれの方なりの何らかの指標を持ち帰っていただくことができたかなと、私自身も一つの手応えを感じられる機会となりました。
ただ、毎度のことではありますが、やはり時間不足感は否めず、説明や解説を急いでしまったり、余白や遊びある進行にはならず、引き続き課題は残りました。
頭ではなく、手で考える。
言葉にならない思いやアイデアを、3D化して言語化する。
意見未満・アイデア未満のものにも光を当て、その可能性とも向き合うことができる。
そんなところが、レゴ®︎シリアスプレイ®︎の魅力だなあと、改めて感じました。引き続き、研鑽を積んでいきたいと思います。
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