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出会いの中で気付く想い

今私が住んでいる台湾の離島 澎湖。
はじめはある宿に1ヶ月半滞在し、その後に島内で少し移動し3ヶ月契約でお部屋を借りたばかりだ。

新しいお部屋から歩いて5分ほどの場所に個人経営のカフェがある。
はじめてそのカフェを見つけたとき、少しワクワクした。

私は個人経営のちいさなカフェが好きだからだ。
チェンマイの暮らしでも、ちいさなカフェに自然と足を運んでいた。そこでふと出会いがあったり、何度も顔を合わせるうちに友達のような関係がつくられていく。

私は積極的に友達がほしいと思っていない。ただ、自然な中での出会いは好きだしそのご縁を大切におもっている。

家から5分ほどのカフェにはじめて訪れた日は、一人のスタッフさんが店内にいた。
つたない英語でオーダーし、席についた。
コンセントがあちこちにあって、そういうカフェのつくりも大好き。
スタッフさんがコーヒーを席まで運んでくれてから少しして、日本の音楽が聴こえてきた。気を利かせて流してくれたようだ、嬉しかった。

それから少ししたら、おじいちゃんと子供がお店にきてスタッフの彼女と仲良く会話し、
店の外に出て一服していた。
その間店内は私一人きり、こういう自由なスタイルにアットホーム感もかなり気に入った。

また少しするとおじいちゃんから離れて女の子が私のもとへやってきた、
隣に座る?って誘ってみたら、座ってくれた。
彼女は5.6歳くらいで私達の共通言語はない為、笑ったり動画みたりして一緒に遊んだ。

おじいちゃんと女の子は、私とスタッフさんにバイバイして帰っていった。
スタッフさんともつたない英語で、世間話をした。
充分この時点でこのカフェが気に入ったから、絶対また来るって思った。

そしてそれから数日後に2回目の訪問、
また同じコーヒーを頼んだら同じスタッフさんが人を紹介してきた。
席に座って勉強している女性を私に紹介した。
その彼女は、私が日本人と知るとすごい驚いていた。

そして、日本語でお互いのことを話した。
そのあと、彼女がスタッフさんに通訳で私のことを伝えてくれていた。ありがたい。

一人で決断し台湾に来たことや、女性一人で寂しくないの?というような会話が主だった。

そして、自炊が好きという話をすると魚の朝市に行く?と提案してくれた。
私はちょうど行きたかったので、ぜひお願いします!と言って翌日いく約束をした。

あいにく翌日は雨だったので、その数日後に連れてってもらった。

その魚市場の詳しい話は後日するとして。

今回の新しい出会いで気づいた想いをここで書いていく。

新しい出会いは気付きの瞬間の連続のようにおもう。

例えば、
なぜ台湾へきたの?
どうしてこの島をわざわざ選んだの?
その質問に今の私の素直な気持ちで答える。

その答えの後に、自分自身の気持ちの振り返りの時間が訪れる。

かなり成り行きで来たこの島だけど
この島で長く滞在しよう。
そう思ったには理由がある。

たしかに居心地の良さを感じている、
些細なことだけど
あのカフェも好きだし、市場も好き、
会ったら挨拶する程度だけど顔見ると安心できる家主さんご夫婦も好き。

全て自分にとって、程よい感じがぴったり。

圧倒的に田舎だし、人も街もゆったりしている。時間の流れがとてもゆっくりしている。

私は確実にここを選んだんだ、そう確信した。

台湾へ来てから色んな人と出会い、そのたびに自問自答してきたけど、この街好きってはっきり言えるのははじめてかもしれない。
好きだし、私に合ってるな、そう感じた。

いつも新しい出会いの存在が自分を映し出す鏡のように、今の私を見せてくれる。

自然なやさしい出会いにとても感謝している。
ありがとうございます。