楽器が上達するために必要な練習
いきなりですが、楽器が上達するために必要な練習について書いてみます。
高校でコンマスになって以来、私はバイオリンを教えること、バイオリンの技術について興味を持ちました。
なぜ興味をもったかを箇条書きにしてみますと、
・教え方がわからない
・同じ時期に教え始めたのに成長に著しく差が出る
・身体の個人差による教え方の違いを考えないといけない
・小さい頃から真面目にやってる人ほど身体こわして演奏家人生が終わってしまう
・うまいけど音が固い人がいる
本当はこの一つ一つについて書いていく予定でした。
が、
解決策をわたしが今取り組んでいる身体の訓練法の先生が答えを書いてくださったので、予定を変更して先に解決法をご紹介します。
まずは以下のサイトの記事をお読みいただきたいと思います。
https://note.com/heikinka_kunren/n/n847e7113633a
読んでいただけましたか?
簡単にいえば、楽器の弾き方の練習だけではなく、身体の使い方も練習しないといけないのです。
順番がぐちゃぐちゃになってますね。
わたしが取り組んでいるのは「平均化訓練」という訓練法です。
では平均化訓練というのはなにか?どういう身体の状態を目指すのかというと、全身がまんべんなく連動して運動できる状態になることです。
え?いまいちわからないって?
連動してってどういうことかって?
すごく簡単な例でお話しましょう。
いきなりですが正座してください。
そして立ってください。
どっちの足から立ちましたか?右ですか?左ですか?
では今度は反対の足から先にたってください。
さきほど右足から先にたった方は左足、左足から先に立った方は右足から。
どうですか?立ちにくいでしょ?人によっては立てない方がいらっしゃるかもしれません。
次に、出来るだけ目いっぱいゆっくり立ってください。普段先に立ってない足からでは立てないはずです。
このようにですね、人間の運動というのは無意識に使う筋肉と使わない筋肉がハッキリ分かれてしまってるのです。この使う筋肉、使わない筋肉という状態を改善するのが平均化訓練です。
え?
なんかわかんない。
じゃあね、今書いたことは忘れてください。
次の話にいきましょう。
最近の講座でハッとさせられたのですが、人間は脊柱動物です。ということは背骨が大事なんです!!
平均化訓練というのは、背骨の動きを滑らかにするものです。
うん、予想以上にあっさりしすぎた説明で驚いてます(笑)。
でもね、これが実は音に影響してるんですよ。
平均化訓練を教わるようになり、もう5年以上たちます。
そうするとですね、オケなんていうのは平均化訓練の観察の勉強にはもってこいですよ!!
何をみるかというと、背骨の動きです。
そうして観察していくうちに、背骨の動きが固い人はテクニックがあろうがなかろうがバイオリンの音が固いことが分かりました。
つまり、音質にかかわってくるんです。
もっといえば背骨の動きが固い人は柔らかい音が出しずらいのです。
ね?
こう書くと音にモロ影響していることがお分かりいただけますよね?
だからわたしは今回、こんな記事を書いたのです。
これは具体的なバイオリンの練習では改善できないのです。いや、もしかしたらできる場合もあるかもしれませんが、身体の方からアプローチした方が非常に効果的なのです。
今回はバイオリンについて書きましたが、これは管楽器だろうが打楽器だろうが変わりありません。
というわけでこの記事、すごく重要なことを書いてあります。
とはいっても分かりにくいかもしれないので、また似たようなテーマで取り上げます。
今回はこのへんで。
では
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