Eugenの備忘録その39-9/18 レネス指揮都響プロムナード
9/18 レネス指揮都響プロムナードコンサート
(14時より、於サントリーホール)
モーツァルト:クラリネット協奏曲(Va.版)○
プロコフィエフ:《ロミオとジュリエット》レネス・セレクション
タベア・ツィンマーマンをソリストに迎えたモーツァルトのクラリネット協奏曲のVa.版は初秋の空気感には良いほのぼのとした明るさがあり、独奏の柔らかな低音に痺れた。Va.のC線は得てして太く鳴らしたもの勝ちのように思われるが、今日のツィンマーマンは繊細優美。C線の音色の優美さは最も太い弦から出るとは思えないほどで、上記の先入観を覆すには十分。曲の平明さも相まって和やかで陰影に富んだ音楽を聴けた。
後半のプロコフィエフは苦手な作曲家の滅多に聴かない作品でこれを機にと思ったものの結果は残念。最初こそコミカルな音楽だと思うが次第に音遣いにも飽きてしまい、苦手なことを再確認した。