どんな組織構造?|コンセント2024のご紹介|vol.1
デザイン会社であるコンセントには、どんな部署があって、どのように運営されているのか。マネジメントを担うのはどんなメンバーなのか。
こんな疑問に答えるべく、全3回のシリーズ「コンセント2024のご紹介」を企画しました。本シリーズ最初の記事では、「コンセントの組織構造」についてご紹介していきます。
2024年度の組織図とその特徴は?
戦略策定から実行まで支援するデザイン会社
コンセントは「デザインでひらく、デザインをひらく」をミッションに、企業や行政と伴走し活動を支えるデザイン会社です。
デザイン経営や事業開発、マーケティングやブランディング、クリエイティブ開発等において、サービスデザインの視点と技術を生かして戦略策定から実行まで一貫して支援しています。
そんなコンセントは、どのような組織で運営されているのでしょうか。
ビジョンをもって、変わり続けていく
コンセントの組織構造は永続的に固定化されたものではなく、課題や目的に沿って更新を続けています。
2024年度は、13のグループで構成された体制でスタートしました。それぞれアルファベットの頭文字をとった略称で呼ばれています。
今期の変化としては、かねてより支援してきた人材開発・組織開発を専門とするORDG(Organization Design group)を新設。さらにグループの刷新や統合なども行い、PD(Product Design group)、CMD(Communication Design group)、DS(Design Solution group)をつくりました。
過去の更新例としては、2012年のサービスデザイン事業部の立ち上げや、2019年のバックオフィスの名称変更、2023年のDEG(Design Engineering group)新設などがあります。
そして2024年のORDG新設へ。幾度もの脱皮を重ね、今の形を成し、また変わり続けていくのがコンセントの組織構造の特徴です。
情報も、意思も、アサインも「ひらかれた組織」
「ひらかれた組織」であるという特徴もあります。最たるところでは、プロジェクトへのアサイン方法が挙げられます。
各プロジェクトのアサインは、上記のグループ内で行われるのではなく、プロジェクトごとに適切なメンバーがグループを横断して組成されます。
プロジェクト情報は、基本的に全社にオープンな場(Microsoft Teams)で展開され、メンバーそれぞれが自分の興味があるテーマや入りたいプロジェクトに立候補しやすくなっています。メンバーの希望や稼働状況などをもとにアサインが決定され、全社に共有されています。
それぞれどんなグループ?
ここからは、2024年度のコンセント全13グループをご紹介していきます。(所属メンバーの情報は2024年7月1日時点を記載)
DL Design Leadership
コンセントと社会の新しい関係性を
プロトタイピングしながら実践していく
デザイン経営をリードする領域横断型専門人材チーム。未知・不定形な市場や社会課題に対して、デザインの実践活動を通じて、「なにをやるべきか」を明確化し、解決策を導き、価値を生み出し、その認知拡大を行います。
CS Customer Success group
顧客のビジネスに貢献し続けることを第一義に
前提に捉われすぎず、顧客とともに最適解を模索する
カスタマー(クライアント)の成果/成功を念頭に全社(各グループ)と連携し、顧客のビジネスに寄与するべくプロジェクトを実施・サポートしています。また、収益・生産性維持のために営業データを分析。課題を整理し解決方法を検討、改善に努めます。社外のパートナーなど、ネットワークの構築なども率先して行っています。
MKG Marketing group
「デザインでひらく、デザインをひらく」活動を発信し
社会からのデザインに対する期待値を高める
コンセントのデザインに関する活動や知見を発信し、社会からのデザインに対する期待値を高めることがMKGのミッションです。マーケティング、PR・広報、コンテンツ制作のプロフェッショナルが所属し、社内外に潜む企画の原石を見つけ、磨き上げて発信する。そうした活動をしているグループです。
HC Human Culture group
デザインの力で文化を創り、人を育む
デザイン会社であるコンセントにとって重要な「人材」にフォーカスし、人材にまつわるすべての業務(採用・育成・制度企画・文化形成)を総合して担い、自社の成長へ直接寄与することを目指しています。
CD Culture Design group
後方支援に留まらず、コンセントで働く人を支え、
現場と経営に伴走して会社の推進力となるバックオフィス
全社を支援し組織能力を高め、コンセントで働く人が業務に集中できる環境と制度を提供するグループです。専門性と情報を社内に展開し、コスト最適化と利益向上を図り、社内サービスの価値を明確化するなどして、満足度と働きやすさを向上させています。
STRD Strategic Design group
混沌に飛び込み、新しい価値を見つけ出す
STRDは、その名の通り「戦略的な」デザインを実践するグループです。企業や行政などの組織活動に伴うさまざまな困難をデザインによって解決することを目指しています。そのため、活動は事業開発や人材育成、社会課題の解決、自主的なデザインリサーチなど多岐にわたります。
ORDG Organization Design group
デザインによる人材育成・組織開発の観点から、
企業や行政が目指す組織力の向上を支援する
デザインの技術および態度を社会および市場にインストールすること、また組織の仕組みや文化を中長期的な目線をもって戦略的にデザインすることで、事業成果に貢献するための持続可能な組織をつくります。
PD Product Design group
プロダクトビジョンの達成と、
それを持続的に向上させる環境をデザインする
製品・サービスのみならず、付随する活動や事業全体をプロダクトと捉え、そのプロダクトが持続的に価値を提供し続けられるよう、包括的に課題解決を支援するグループです。デジタルプロダクトの構築・改善に強みをもちながら、プロダクトを支える組織の課題解決、プロダクトの価値や効果を最大化させるコミュニケーション設計・媒体制作などを行います。
DEG Design Engineering group
デザインとエンジニアリングの両方の観点を統合し、
事業やサービスの開発・発展を支援する
時代に合わせた技術の活用により、新しい価値・体験・サービスを創出することで社会を豊かにする、ということを社会成果として掲げています。各種技術を活用した価値創出がグループの大きなテーマです。
RD Relationship Design group
顧客に伴走し、ビジネスをマーケティングとデザインの視点から支援する
顧客との深く広い関係性を長期的に維持しながら、主にデジタル領域における課題解決を支援しているグループです。また、顧客のチームに加わり業務改善や研修実施、PMO(プロジェクトマネージメントオフィス)機能を担う支援などもしています。
M&E Marketing & Engineering group
顧客に伴走し、ビジネスをマーケティングとデザインの視点から支援する
デザインと技術の視点から、顧客のマーケティングを支援するグループです。顧客のマーケティング課題に対し、多面的な複数施策の提案と実行プロデュースを行います。企業・組織のデータ利活用、分析、情報設計など、デザインと技術の側面から、顧客の活動を企画から実行まで支援しています。
CMD Communication Design group
人と企業、人と組織、人と社会をつなぐ
あらゆるコミュケーションをデザインする
CMDは、企業と社会、顧客、組織内の人々をつなぐ役割を担い、情報発信と伝達を通じて心と体を動かします。メディアにとらわれない柔軟なアプローチで課題解決を行い、クリエイティブな視点で新たな可能性を提供します。コンテンツをつくる、クリエイティブをつくることに強みをもっています。
DS Design Solution group
エディトリアルデザインの力で、企業と社会に対して情報を整理し、
誠実で伝わるデザインを提供する
DSには、コンセントの中でもエディトリアルデザインに強みをもったメンバーが揃っています。長く雑誌のデザインや教科書のデザインなど、社会にとってなくてはならないメディアを扱ってきたコンセント。洗練されたデザインはもちろんのこと、編集的視点で情報を整理し、社会に対してより伝わりやすい価値あるデザインを提供していくグループです。
本記事では、コンセントの組織構造の概要をご紹介しました。
次回からは「コンセントの経営体制」について、この組織をどんなメンバーが、どのようにマネジメントしているのかを取り上げていきます。
コンセント2024のご紹介(全3回)
・どんな組織構造?|コンセント2024のご紹介|vol.1 … 本記事
・どんな経営体制? - 前編|コンセント2024のご紹介|vol.2
・どんな経営体制? - 後編|コンセント2024のご紹介|vol.3