仙腸関節性腰痛

Conditioning URASAYA代表の関康之です。
資格:理学療法士 
   日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー 
   ジャイロトニック®︎認定トレーナー 
   TNCフェロー
   フォームソティックス取扱者
   ダンサーズヘルスケアトレーナー

目次

  1. 病態について

  2. 原因

  3. 対処方法

病態について

仙腸関節性腰痛は腰臀部痛患者の15%程度を占めます。one finger testでは上後腸骨棘を指す場合には仙腸関節性腰痛の疑いがあります。また周囲に圧痛がある場合が多いです。脊柱所見では仙骨の前傾負荷で痛む場合はニューテーション型、後傾負荷で痛む場合はカウンターニューてション型、どちらでも痛む場合は不安定型と分類されます。

原因

仙腸関節に大きな負荷がかかる状況としてはしゃがみ込み動作、座位での骨盤が固定された状態での前傾負荷、立位での伸展動作では仙骨には後傾負荷、スポーツでの片足着地時ではハムストリングスのタイトネスがあるとより強く仙骨の前傾負荷がかかります。

対処方法

ニューテーション型は前傾負荷で痛むので腸骨を前傾方向に誘導し、カウンターンーテーション型は後傾負荷で痛むので腸骨を後傾方向に誘導し、痛みが出る運動をおこなった時の痛みの程度を確認します。痛みが軽減していればその肢位で運動を繰り返します。不安定型では両サイドから腸骨を圧迫し、痛みの出る運動を行い、痛みが軽減すれば、その肢位での運動を繰り返します。また日常生活では骨盤ベルトを活用することも良いと思います。

いいなと思ったら応援しよう!