マイプロジェクト発表会
Co-musubiの2020年1月は、各自でマイプロジェクトに取り組み発表会を行いました。
発表会後に保護者の皆さんから届いた感想をまとめます。
「子どもたち皆んな、とてもイキイキ!キラキラ!しながら発表をしていて、素晴らしかったですー!スターウォーズ のメロディを高らかに唄ったり…心掴まれました!」
「らしさ、がたっぷり出ていて本当素敵でしたー!!子どもたちを見習いたいところがたくさんありました。みんな好きなことを誰の評価や目も気にせず愛たっぷりに語るところ、そういうところがほんとうに人の心を動かすということ、それが当たり前の場でフラットにフィードバックができるところ、大人にも難しいところがたくさん。」
「今日の発表会、ワクワク楽しく、時にどんどん吸い込まれていく様な力を感じました。
ありがとうございました。
息子に発表順が1番最後だったねと話したところ、
落語では最後のトリをした落語家さんがその日の出演料をまとめて取り、出演者に分けるから僕はみんなの気持ちを受け取ったんだね、とサラリと言っていました。
煮干しの数は30匹以上と話していましたが、実際は100匹位解剖していました。(その後、出汁として活用)」
大好きなラーメンを、麺もスープも手作りでつくってみるプロジェクトに挑んだ男の子のお母さまから。
「マイプロジェクトはみんな力作揃い、でもやらされてる感がなく楽しそうでしたね!
近頃息子は自分から積極的に楽しむというより「めんどくさい」となりがちで、彼の喜びってどの辺りにあるのかな、と親としては悩んでいました。
今回も灰 (祖母宅の薪) や 試験紙を調達してから、「本当に息子がやりたいことをやってるんだろうか?私がやってほしいことをやらせて形を整えようとしているだけなんじゃないか?」と思い、話を聞いたり別のテーマをやってみたりしたのですが、「やっぱり食べることが好き」とラーメン製作に戻りました。
作り始めるとノリノリでほぼ親の手を借りず捏ねたり踏んだり延ばしたり。
粉がラーメンに変身して、達成感と自己肯定感が生まれたような気がします。
Co-musubiってなんだろう。
そう考えて、大人が正解の形や道筋を用意しないこと、子どもから生まれるものを認めて育てていくこと、そういう営みのすべてではなかったかなぁと、不十分ながらもその基本をなるべく意識した“マイプロジェクト”でした。
1人ではやらなかったし、学校の宿題ではこういう形にならなかったと思います。やる子は1人でも学校でもやると思うんです。でも息子と我が家はCo-musubiという場があったからチャレンジできたこと、知ろうとできたことが多い。それがいつか、1人でもやりたいことができたときに生きてくるのだろうなあと思います。素敵な機会をありがとうございます!」
映画スターウォーズを研究し、一番好きなキャラクターは『ダースベイダー』、一番好きな言葉は『フォースと共にあれ!』と発表してくれた男の子のお母さまから。
「今日、ちょうど学校で
「お友達とトラブってイライラしてアナキンみたくダークサイドに落ちそうだった」「でも僕はルークとレイみたいにライトサイドになりたいから、教室出てクールダウンできた。」と話してくれました。
色んな葛藤も映画に救われています。
今までは本人的には自制しようと頭では理解できても、心が上手く機能せず、ギャーギャーする事もあったみたいで(笑)本人自身も課題としていました。
今回の研究の場を機会に、ダークサイドへの拘りからアナキンとルークの違いを比較したり、レイがダークサイドに落ちなかった理由やアナキンとオビワンの関係を自分とお友達に置き換えたり、色々書き出したりする内に、自然に自分とリンクしたのかもしれません。
好きなものを思い切り周りに発信できた (まさに心理的安全性ある ) 環境があって、それをみんなに認められた事でより一層好きなことが増す、という循環と同じく、息子がダークサイドについて考えていた様々なことが、より一層自分の中に入ってきて良い導きに繋がったような気がします。
こういう小さな一つ一つの機会が子どもにとっても大きな価値になっていると思います。
一人一人の考える力は、自分軸を確立すると共に、情報社会の荒波においても流されることなく方向性の舵取りともなり...。とても大切ですね。
子どもの側からの発信を見逃さずに、大人の常識を外して対話する、常に意識しないと危うい事もありますが(汗)本人のペースで丁寧に育てていけたらと思います。」
他にもたくさんの発表や感想がありました。
葛飾北斎を調べまとめ発表してくれた小学2年生男の子の様子を、お母さまメンバーが書いてくださったメンバーnote記事もぜひ御覧ください。