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【体験レポ】どんなクセ毛でも自分史上最高の髪型に!新松戸で愛され続けるドライカット

日本のように高温多湿だと、日々のヘアスタイルに悩まされますよね。特に、くせ毛(天然パーマ)だとなおのことです。

筆者も生まれつきのくせ毛に悩まされ、一時期は縮毛矯正に頼りきりでした。しかし、ある美容院で切ってもらうようになってからというもの、すっかり世界が変わりました!

今回はその美容院、新松戸にある《nico hair》さんの《NYドライカット》をお願いしたときのレポートをお届けします。

・くせ毛で悩んで美容院難民になっている
・しっかりとした技術のある美容院を探している

こういう方の参考になる記事になっていますので、ぜひ最後までお読みいただければ幸いです!

手ごわいクセ毛が最強の味方に 《NYドライカット》を体験!

確かな技術でお客様の“美しい”を実現 新松戸の美容院《nico hair》

JR常磐線/東京メトロ千代田線『新松戸』駅 徒歩1分の好立地

《nico hair》は千葉県松戸市にある美容院。今年で創業19周年を迎えた実力派のお店です。

入ると、大きな窓から差し込む光が明るく、ナチュラルで安心感のある雰囲気に出迎えられます。

内装やインテリアも、自然でぬくもりの感じられるもので揃えられています

さて、切ってもらうからには施術前の写真があったほうがわかりやすいですよね。もちろんバッチリ撮ってありますよ!

……oh……ボンバイエ……

切りに行くタイミングがなくほったらかしにした結果、未開拓の熱帯雨林みたいな有様になった我が頭部。

この暴れん坊ヘアー、もはや手遅れではないのか……! 本人ですらそう思いつつ、nico hairさんの看板メニューである《NY(ニューヨーク)ドライカット》をお願いしました。

果たして、どんな仕上がりになるのでしょうか? 

すきバサミを使わず、一本一本丁寧にカット

まずはシャンプーで髪を洗ってもらってから、カット席へ。カットに移る前に、ここで一旦乾かします。

日本の美容院だと濡らしたまま切る《ウェットカット》が一般的ですが、《ドライカット》はその名の通り乾かしてから切る施術です。

ウェットカットの利点は、時間が短くて済む、切り口が綺麗に揃う、髪へのダメージが少なくて済む、といったところですが、クセが強い人だと髪が乾いたあとに仕上がりがイメージと違ってしまうことも。

一方、ドライカットはウェットカットと比べて時間がかかり、髪へのダメージも増える可能性があります。しかし、乾いた状態で施術するので、よりイメージにぴったりな仕上がりが望めます。

nico hairさんで提供している《NYドライカット》は、NY発祥のドライカット。すきバサミを使わず、その人の髪質や骨格を見極めながら一本一本丁寧にカットしていきます。

熟練の技で迷わず軽快にカット しかし一連の動作は大変こまやかです

丹念なカットの様子を眺めていると、ウェットカットと比べて時間がかかるのも納得です。

余談ですが、オーダーにもよるものの、NYドライカットの施術はおよそ1時間半かかるので、後ろに予定を入れている人はお気をつけください(必ず通るとは限りませんが、事前に「遅くとも何時までには退出したい」と伝えておくとベターです)。

さらに余談ですが、「そんな長い時間、美容師さんとお話しないといけないのは……キツい……!」という美容院おしゃべり恐怖症の方もご安心ください。nico hairさんはネット予約のときに「静かに過ごしたいです」と備考欄に書いておくと、そっとしておいてくれます。私も毎回そうしてます。

さて、そんなこんなで施術も終わり……いったい熱帯雨林然としていた我がヘアーはどうなったのでしょうか?

切ったあとも続く満足感! クセ毛でよかったと噛みしめる仕上がり

ワ……!

ワァ……!

ア……ァ……!

と思わず心の中のちいかわが泣き出すような見事な仕上がり……!!

これが……あの手つかずの暗黒地帯状態だった数時間前の自分の頭を同じだとはとても思えないクオリティです……! 

……おや? 今、一部の読者の方の声が聞こえてきましたよ?

「そりゃ美容院上がりだったらそうなるでしょうよ」
「当日はいいんだよね、当日は」
「どうせしばらく経ったらまたボンバイエでしょ?」

――ええ、ええ、わかります。
私も逆の立場だったらそう思ったことでしょう。

ということで施術後1週間以上経った状態の写真もお見せします。
はいきたドン。

ほとんど特別な手入れをしていない状態でこれです。

これこそが、nico hairさんのNYドライカットの真骨頂。普段、ヘアケアやスタイリングにあまり手間暇をかけられない人でも、自然と髪がまとまって、素敵なヘアスタイルを維持してくれるんです!

筆者の場合は写真のように、クセが上手く出て、パーマにかかったような状態になります。実際に「髪、パーマ掛けてるの?」と人から訊かれたこともありますが、純粋にカットだけでこの仕上がりです。

おかげで、長年ガンコなクセ毛に頭を痛めていましたが、nico hairさんで切ってもらうようになってからは自分の個性として前向きに受け止められるようになりました。

一本一本丁寧に切ることで、その人の髪が一番綺麗に見える状態を、長く保ってくれる――そんな魔法のようなNYドライカット。どんな想いで手掛けてらっしゃのか、オーナーの山崎さんにお話を伺いました。

お客様に支持されて19年 《nico hair》オーナー・山崎さんにお話を伺いました

居心地のいい空間で最高のカットをお届け

nico hairオーナーの山崎洋平氏。
美容師歴は30年近く、美容師向け研修の講師を務めたことも

今年、創業19周年を迎えたばかりのnico hairさん。筆者もかれこれ9年近く通っていますが、いつ足を運んでも変わらず迎えてくれる自然であたたかな雰囲気が特徴的です。そう話すと、山崎さんはこう答えてくれました。

「僕自身もナチュラルな感じがすきなので、それが反映されているかもしれませんね。お店の中も、緑の多い感じになってきました」

店内にさりげなく配置されたグリーンインテリア。
ウッディ調の床もあいまって、ホッとくつろいだ気持ちにしてくれます。

「それとこのお店は、窓が大きくて開放感があるんですよね。お客様にも気持ちよく感じてもらえますし、切っている方のメンタルにもプラスに働くように思えて、気に入っています」

ドライカットは、とにかく集中力が必要とされる技術。施術側の精神状態も、仕上がりに影響してくることもあると言います。

そんな中で、お店自体を居心地のいい環境にすることで、美容師がいいパフォーマンスをできるようになり、お客様に最高のカットをお届けする――そんな山崎さんの心配りが、nico hairの素敵な雰囲気を生み出しているのだと感じました。

“技術”が何よりも大事 常に進化し続ける攻めの姿勢

美容院といえば、一般的に競争の激しい世界というイメージがあります。中には、開業して3年以内に90%が廃業する、というデータもあるそうです。

そんな業界の中で19年も続けてこられた秘訣をお聞きすると、山崎さんはこう話してくれました。

目の前のお客様を綺麗にしよう、と常に心がけています。そのためには、やっぱり技術を向上させなきゃいけなくて、それはどんなサービスより大事だと考えていますね」

実際、山崎さんはここに来るまで相当な鍛錬を重ねてこられました。自身の店を構えてからも、限られた時間の中で最大限学ぶため、自ら講師になることで勉強する機会を捻出。

多いときには、千葉にある自分の店で働いたあと都内まで行き、週3で勉強会に参加していた時期もあるとか。

「今考えると、どうやってたんだろうって感じですね(笑)。もっと上手くなりたいと、必死でしたから……」

価格でなく、技術で勝負。そしてその技術は、今も妥協なく進化を続けています。だからこそ、髪質で困っている人のどんな悩みにも応えられる――それが19年間お客様から支持されてきたnico hairさんの揺るぎない強みだと感じました。

施術中に腕が疲れないようにクッションが用意されたり、
ドリンクがサービスされたりと、心地よく滞在できる環境が整っています。

「髪は魂に通じる」お客様一人ひとりに合った仕上がりを

そんな山崎さんが駆け出しの頃、世はまさに“カリスマ美容師”ブーム。20分でいかにカットするかなど派手な施術が注目を浴び、山崎さんも憧れた時期があったそうです。

それでも、山崎さんが選んだのは、時間もかかり、技術と精神力が要求されるドライカット。その魅力を尋ねると、こう答えてくれました。

人それぞれの骨格や、ピッタリくるスタイルに合わせて切れるんですよ。それに、髪が伸びても型が崩れづらいところもいいです。

例えるなら、ウェットカットは形の決まっている折り紙を折る感じ。ドライカットは、彫刻や粘土をするのに近く、マニュアルがないんですね。だから本当に、一人ひとりに合ったカットをしないといけない」

山崎さんは講師を務めていたとき、ドライカットの難度に挫折する生徒さんも見てきたそうです。それでも、ドライカットにしかない魅力がまちがいなくある、と言います。

動きや弾力感など、ドライカットでしか出せないスタイルがあるんですよね。それも、一回一回お客様によって異なります。

髪を、綺麗に、思った通りに切れたときは本当に嬉しいです。カットするごとにだんだん変わっていくのも楽しく感じます。もちろんお客様の満足あってのことなので、ぜんぶがぴったりくるのはなかなか難しいのですが……。

NYドライカットの創始者であるジョン・サハグの言葉に、『髪は魂に通じる』という言葉があります。そのくらいの気持ちを持ってお客様の髪を切っています」

続いていく新たな挑戦 20周年のその先へ

念願の2店舗目は隅田川を望む最高のロケーションで

来年の20周年を前にして、ますます勢いが増しているnico hairさん。今年10月には、2店舗目がオープンになります。

場所は東京・蔵前。1店舗目と同様大きな窓があり、そこから隅田川を眺められる絶好のロケーションです!

1店舗目と同じく明るさが心地よく、隅田川の流れに心まで洗われそうです。
店舗インスタより https://www.instagram.com/shirobynico/p/C_xr8z6vs-n/

「16坪ほどの広さなので、ゆったりとプライベートな雰囲気を味わってもらえるよう客席も3~4席ほどにしてあります。メニューも1店舗目とは変えて、流行やラグジュアリー感を楽しんでもらえるようにする予定です」

構想は10年前からあったそうで、念願の2店舗目を目前に気合いが漲っている山崎さん。1店舗目の経営と並行しての準備は目まぐるしいほど大変で、時間がいくらあっても足りないそうですが、そう話される口元には笑みも浮かんでいました。

Youtubeでの発信も 進化を続けるnico hairに注目!

他にも、コロナ禍の影響で始めたYoutubeでの発信も、少しずつバリエーションが増えています。当初は施術の様子などを伝えていましたが、すごい職人さんの軌跡を残したいとインタビューして掲載、新しい取り組みにも積極的です。

20周年・2店舗目……節目を迎える山崎さん、今後はプロデュースにも力を入れていきたいと話してくれました。

若い美容師さんたちの可能性を、とても感じるんですよね。だから新店舗などを通して、いろんなお客様に出逢ってほしい……そういった環境づくりも大事にしたいと思っています」

進化し続ける技術とともに、大きく羽ばたいていくnico hairさん。これからも、多くのお客さんの悩みに寄り添い、その人の最高に輝くカットを生み出していくのだろうと感じました。

東京・千葉にお住いの方で、髪質にお困りの方。また、いつでも安心な施術を提供してくれる美容院をお探しの方。メンズのお客さんも結構いらっしゃるので、男性の方にもおすすめです。

ぜひ、nico hairさんを訪れてみてくださいね! 


頂いたカンパは、同人誌での作品発表や品質向上にありがたく使わせて頂きます!