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第1回 ③コンポスト、私の場合 ダンボールコンポスト -驚くべき堆肥のチカラ
ゴーヤーを200個収穫!
コンポストは、毎日かき混ぜているだけでも楽しい。でも、コンポストの面白さは、自分で作った堆肥を使って植物を育てることだと思う。
コンポストを初めて半年。早速、できた堆肥を使って、ゴーヤーの苗を育ててみた。するとぐんぐん枝を伸ばし、7月下旬には、立派な緑のカーテンが完成! あまりに葉が茂り過ぎてベランダに面するリビングが暗くなったほどだった。収穫したゴーヤーをなんと200個あまり。ほぼ毎日、ゴーヤージュースを飲み、ゴーヤーチャンプルを作り、ご近所に配りまくりとうれしい悲鳴も。栄養たっぷりの堆肥の実力を実感することになる。
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6月~8月にかけて、ゴーヤーの花が毎日咲き、
ベランダは甘いゴーヤーの花の匂いに包まれた。
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熟したゴーヤーはジュースに活用
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キッチンからはじまる小さな循環
コンポストで良質な堆肥ができることを実感すると、よりプランター栽培も楽しくなってくる。夏には、ゴーヤーのほかにトマトや青ジソ、シシトウ。秋冬には、ブロッコリーやカリフラワー、小松菜やスナップエンドウにケール。ほかにもローズマリーやディル、パクチーといったハーブ、オリーブ、和綿など、ベランダという小さな空間の中で、さまざまな植物を育ててきた。
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我が家のキッチンからベランダまで、約2メートル。そこからからコンポストまで、約2メートル。ベランダという小さな空間で、生まれた半径2メートルの循環。自分で堆肥を使うことで生まれた小さなリサイクルの輪を繰り返すことで、よりコンポストが楽しくなってきた。
しかし、はじめから野菜を育てることが好きだったわけではない。じつは、コンポストをスタートする少し前に、夫が区民農園をはじめていた。しかし、私は乗り気がせず、私はお手伝い程度の参加だった。畝づくりやマルチ張り、支柱建て、草むしりなど、面倒に感じることの方が正直、多かったからだ。
とはいえ、区民農園の園主さんの土は、触ってみると、まるで、土のお布団のようにふかふかだった。聞けば、園主さんは江戸時代から続く農家だという。ふだん、私たちが見ている土とはまったく違う。やわらかで真っ黒な土に種を蒔くと可愛い芽が出てきた。
「種を蒔くと芽が出る」なんて、至極当たり前のことだけれど、小学校の朝顔栽培からほぼ園芸経験なしの私にとって、この体験はとても新鮮なことだった。ひとつの命が生まれた瞬間に立ち会えた喜びというのだろうか。コンポストと並行して、区民農園で野菜を育てることでより土の力を実感したのだった。
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空に向かって大きく両手を広げているよう!
ちいさな葉で懸命に太陽の光を浴びている
次回は、④コンポストで生ごみ削減では、コンポストの生ごみ削減について、コンポストにやってくる虫たちについて綴ります。
第1回 コンポスト、私の場合
- ①ダンボールコンポストをスタート
第1回 コンポスト、私の場合 -②ダンボールコンポストの仕組み