かくして私はVCをきった

 少し前に手を出してからドはまりしているAPEX、不慣れなFPSの立ち回りも少しはましになってきているんじゃないかと感じ始めた今日この頃。FPSしかり、オンラインゲームを本格的にやるのも初めてなのでいろいろと戸惑うことも多かった(今もだけど)。このnote textでは、VC(Voice Chat)にまつわる話(半ば愚痴)を残しておきたい。

 APEXは基本三人パーティでプレイするバトロワ、それ故にチームでの連携が勝敗を別つ重要な役割を担っている。例えば、敵の位置や与ダメージなどの情報を正しく共有できれば、攻めるか退くかの判断もより適切に下すことができる。実際に、APEXを始めたての頃はVCで敵の情報を教えてもらったり、蘇生のタイミングを指示してもらったりと、便利にこの機能を使うことができていた。しかしながらに、VCを連携のために効果的に使えるプレイヤーもいれば、半ば嫌がらせのような使い方をしてくるプレイヤーがいるのも現実だ。実際にあった例を二つばかり出したい。

(Case 1)おそらく自分以外のパーティの二人は私には聞こえない手段でVCを繋いでいる。戦闘中、私以外の二人が確キルを取られてしまう、からのバナー連打。敵の方が優勢だと判断したため、少し間をおいてからバナーを回収、しかし内一人は間に合わなかった。すると、回収したプレイヤーが私に聞こえるようにVCをオンにする。「早く死んで」と何度も言われた挙句、なぜか大声で某実況者の名前を大声で叫び出したのでVCを聞こえない設定に。なんやかんや、その人を蘇生されると、途端おもむろに銃を拾った後こちらを撃ってきた。その後、敵に突っ込みデス、私も巻き添えをくらい全滅。

(Case 2)ゲーム開始時点から、おそらく野良のプレイヤーが爆音で音楽を流し始める。ゲーム終盤になっても、音楽を止める気配はない、そんな中接敵し戦闘が始まる。パーティで唯一、そのプレイヤーが確キルを取られ、からのバナー、ビーコン連打。バナー回収後、何を言っているのか聞き取れない声でぼそぼそと話し始める。リスポーンに成功したところ、VCからの音楽が止まっていることに気付く。どうやら、リスポーン前にゲームを投げ出していたらしく、復活したキャラは一歩も動かなかった。

 とのようなCVによる妨害とも呼べるような事例に何度か出くわした。あまりに頻発するようになったので、最近では基本的にCVをきってプレイしている。もちろん、CVの利点というのは重々承知しているし、せっかくの素早い指示を聞けるチャンスを逃していることは惜しく感じている。ただ、あまりにもVCで妨害を受けるリスクが高いと判断した上でそうしている。なんせ、場合によってCase 1のように、攻撃的な口調で一方的にぐちぐちと怒鳴られるなんてこともあるのだから、楽しむためのゲームも怖くて手をだせなくなってしまう。コミュニケーションの自由度の高さゆえにプレイヤーの良識に依拠する部分が大きい。当然、一部のバッドマナーによる被害ももろに出てしまう。

 この手のことは別にVCに限らず、味方にも関わらず突然殴りかかるプレイヤ―や単独行動のあげく即オチするプレイヤーなどなど、いろいろな形で見かけることになるが、とりわけVCの破壊力はすさまじいということを強調しておきたい。VCを否定する意図は一切ないのだが、私のようなオンラインゲーム初心者にはショックが大きすぎる。そういう暴言にも耐性が付くほどプレイになれたら、またVCを聞けるようにしたいとは思う。ただやはり、一部プレイヤーの悪用には何らかの対策を考えていかなければ、純粋にゲームを楽しめる環境とは遠くなっていくのかもしれないと感じてしまう。


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