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就活と院試の二刀流をした話

はじめに

初めましての人ははじめまして。すでに前回の記事を読んでくださっている方はお世話になっております。現在大学院生をやっているものです。
タイトルの通り、私は大学院入試を受けつつ就活もしたのでそれについて書いていきたいと思います。結果として大手外資系IT企業と大学院の両方に合格&内定することができました。大谷翔平です(レベル全然違うけど)。拙い文章も見られると思いますが、暖かい目で見てください。
この記事は
現在、就職するか進学するかで迷っている大学生
・夏以降の就活について知りたい就活生
・大学院入試について知りたい大学生や高専生
を主な読者対象としています。ご了承ください。


自己紹介

私は当時、専攻は情報系、第一志望の院試に落ちたので就活を開始。GPAは大体2.5くらいでした。

卒業研究は生物に対するデータ分析を行いたいなーと考えており、大学院でもそのようなテーマの研究を行なっている研究室のある大学院に進学しようと考えていました。また、大学時代に在籍していた研究室では指導教員が助教のため受け入れを行なっていないので(学士に在籍していた大学のルールとして、院生を指導できるのは准教授以上の教員というルールがある)、自大学、他大学に関わらず大学院生になるためにはその研究室を出るしかありませんでした。どうせなら他大学に行ってみたいという気持ちもあり、他大学の大学院を志望していました(自大学の研究室にも似た分野の興味のある研究室があったのですが、その研究室の先生が精神的に病んでしまい、その年の学生募集を行なっていませんでした。残念。。。)

院試

院試で一番大事なことは英語だと思います。なので英語を3年生から頑張ってやっておきましょう。ですが、時間がなくても本気を出せばTOEICなら1〜2ヶ月でスコアを伸ばせると思います。(理想は余裕を持たせるためにも3年生のうちに目標の点数を取れると🙆)
私が受けた2023年度の入試ではコロナの影響がギリギリ残っていた世代だったので本来はTOEFLを提出しなければいけないところTOEICでも受けられるようになっていたので迷わずにTOEICを選びました。(TOEFLは流石に高すぎる。。)

TOEICで使っていた参考書

単語帳
定番。移動時間(電車、バス等)の隙間時間でやると🙆

リスニング
この参考書を寝る前に毎日1章やるだけで1ヶ月でリスニングが200点代前半から400点越えまで上がりました。また、これ以外にはプレミアリーグやMLBの英語実況や英語のラップを聴いたりしていました。

リーディング(文法)
数をこなす系。これも隙間時間でやるといいかも

あとは研究室に置いてあったTOEICの過去問集を使いました。
こういうの↓


研究室訪問

大抵は大学のホームページに載ってるメールアドレスから連絡して、研究室訪問の約束を取ります。研究室訪問は面接みたいな感じじゃなくて、先生と学生が気軽に話す感じです(人によっては友達同士みたいにフランクに話すこともあるらしい)。研究室訪問やメールでの連絡をしていないと出願を受け付けてくれないこともあるので、注意しましょう。コロナ禍以降、オンライン研究室訪問もあるので、これを使うのもいいかもしれません。
また、訪問の時には、具体的な質問や興味を持っていることを伝えるといいです。

専門科目

私の場合、専門科目が生態学のようなものと情報学でした。
これは大学ごとに異なるので研究室訪問(GW前に行くといいかも)などできちんと調べてから勉強を始めることをお勧めします。

バリ分厚い。

上の本に答えがついてなかったので演習も兼ねてこのシリーズを学習した。

図書館で借りて読んだ。網羅的。

研究計画書

正直研究計画書が一番重いです。ここを不十分にすると落ちます。なので私は当時の指導教員と20回くらい添削のやりとりを行いました。指導教官との相性があまりよくない場合はchat GPTや院試予備校をつかうといいかもです。

結果

私の場合、志望していた大学院には落ちたのですが、同じような分野を取り扱っている別の大学院には合格することができました。院試において大事なのは他大学の大学院を考えている場合、複数校(2〜3校程度、自大学も受ける場合は含める)受けることだと思いました。また、研究計画書が結構見られるので乱れ打ちは難しいので似通った分野に絞って受験していきましょう!!

次に就活編を書いていこうと思います。

就職活動

初めに

希望の大学院に行きたかった私は、見事に落ちてしまったため、その後は就職活動を行うことにしました。別の大学院に合格したと書きましたが、それは冬の二次募集で合格したため、夏から秋にかけて来年の進路が全くの未定となる期間が生じてしまいました。その際に院浪という選択肢も考えましたが、お金がなかったため、冬の入試で落ちてしまった場合には来年1年間働いて来年にもう一度入試を受けようと考えていました。ただ、その場合には修士課程や博士課程を卒業した後に新卒として入社できなくなるというデメリットはありましたが、それでも生活のためにやむを得ませんでした。なので院試の不合格がわかった次の日には大学のキャリアセンターに駆け込みました。まだ甲子園が開催されている真夏の時期でくっそ暑かったのを覚えています。

キャリアセンター(ES添削、業界研究編)

キャリアセンターでは就職活動を全く経験していなかった私に対し、ES(エントリーシート、バイトの履歴書の発展版みたいなの)の書き方から面接での服装、Webテストについてや業界研究の仕方などを、幅広く指導していただきました。キャリアセンターの方々には本当に感謝しています。キャリアセンターの方と相談した結果、私の興味と私が大学で学んできた情報学の知識が活かせることからIT企業を中心に受験していくことになリました(企業には大変申し訳ないけど、大学院へ行きたい気持ちが強く、就職しても一年しか在籍しないため、ITならスキルを磨き研究との親和性が高かったということもある)。

ES

ESの内容自体は、塾講師のアルバイト経験と学部三年次に行った学会でのポスター発表について書きました。いわゆる「ガクチカ」や自己PRは、学業(研究、留学、ゼミ、学部で学んだことなど)と学業以外の活動(部活、サークル、バイト、趣味、習い事、ボランティアなど)から一つずつ選ぶと👍。また、これらの経験から得られたスキルや知見は、応募する企業に合わせて微調整するといいかも!

さらに、ESの質を高めるためには、企業説明会に参加したり、企業のホームページを詳細に確認したりすることが重要です(説明会は夏以降には少ない場合があるため、一つ下の学年の説明会に潜りで参加しても良いかもしれません)。

適性検査

適性検査については、ほとんど勉強せずに対応できました。理由は、私が塾でバイトしていたからです。バイトをしていることで中高生の知識をしっかり覚えていたおかげで攻略できました(適性検査の多くは中高の内容から出題される)。

苦手な人へのアドバイスとしては、短期の夏期講習などで塾のバイトをしてみるのがおすすめです。今は人手不足なので、短期バイトなら採用されやすいです。特に数学系(非言語)は中学生から高校1年生レベルの難易度なので、バイトを通して自然に身につくはずです!

面接

いい意味で適当に話しましょう。緊張すると力が発揮できないのでテキトーさが大事です。あとは面接前に自分の書いたESを読み返すなど。。。グループディスカッションではたまたま知り合いの研究者の方の専門が出てきたのでそれを話したら好感を持たれました。なので積極的に学会や研究会、セミナーなどに参加するのもいいと思います。

さいごに

夏以降の就職先は意外と思ってるよりあります。大手の企業とかでも割と残っているところが多いので頑張りましょう(ライバルは春とかに採用されてるから少ない)。また、キャリア支援センターはかなり役に立つのでぜひ活用してください。


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