"わたしの学びの地図"を探る「探究ラボ」、はじめました。
極めるだけがすべてじゃない
2019年の年末に、オランダとデンマークに教育視察に行った。
まだその頃は「フォルケホイスコーレを日本で作る」という言葉触りにドキドキふわふわしていて、3年前のときめきが幻想じゃなかったか確かめるために。
前半はオランダ。リヒテルズ直子さんに歴史的背景や制度などをガイドいただきながら、モンテッソーリ教育の幼稚園、フレネ教育の小学校、イエナプランスクールなど回った。
その中でも特に印象に残っているのが、イエナプランスクールであるDr. Schaepmanschoolでの校長先生のお話。
"ドクタースハエプマンスクール/私たちが拠って立つもの"と書かれたスライド「僕ら(Dr. Schaepmanschool)は、こんな学問や考え方をよりどころにして学校づくりをしている」と説明してくれた。
イエナプランの考案者であるペーターペーターセンからはじまり、学習する組織のピーターセンゲに、関係性の質で有名なダニエルキム、オットーシャーマーのU理論まで。
「時代に応じてアップデートするから僕たちも変化中なんだけどね、今のよりどころはこの子たちです」
Dr. Schaepmanschool、オランダの中でもイエナプランの模範校。
勝手にわたしは「イエナプランの真髄と素晴らしさとはこうである!効果はこんな感じで出ている!」というふうなプレゼンがくると思い込んでいた。
なんとなく日本では、これ一本!極めろ!みたいな風潮がある気がしていて、教育関係のイベントでは第一人者や実践者同士のポジショントークになりがち。
(いろいろ混ぜていいんだ・・・・・!!!)
しなやかで、
それぞれのいいとこに対するリスペクトがあって、
余白がある。
わたしの学びの地図はなんだろう?
フォルケホイスコーレを作りたいわたしたちは「どんな学びのよりどころがあるんだろう」と気になって、学びの地図を作りたくなった。
・・・・という話をTABIPPOで旅大学POOLOを主催している恩田みっちーさんに相談してみた。
トントン話は盛り上がり、実際に現時点での学びの地図を書いてみようよとなって書いてみたのが想像以上に面白かった。
ご覧の通り表現する形も違えば、学びって本から得るもの?経験から得るもの?の感性も違う。これから関心があることも聴けば聴くほど重なりが出てきそうでとっても面白い・・・・!
「これ、せっかくだから、同じく実践者たちと学びの地図を探究したいね」
ということで、コミュニティを持っていたり、教育に関わっている友人知人の数名で「探究ラボ」をはじめてみました。
探究ラボ、はじめました。
第一回目は「お互いのラーニングヒストリーを知る」
事前準備として、今までの人生を学びの軸で振り返りをするワークをやってきてもらいました。
・それぞれの時期で学びに関連するキーワードや活動
・自分に影響を与えた本・人・映画・出来事
・その時期の関心領域・印象に残っていることや問い
・時期ごとの「わたしの哲学」
これちゃんとやると結構骨が折れて1時間半くらいかかるのですが笑、
めちゃくちゃ面白いので是非やってみてください
約束ごとは「一緒に学びの地図を探究すること」
合言葉は「いつかこのメンツで東川町で会いましょう」
(コロナ禍始動なのでオンライン開催・・!)
それだけ決まってる探究ラボは、universityの起源である学びたい人たちのギルドであり、フォルケのような未完成の学び場になるかもしれない。
実践家たちとの探究ラボ、今週末第二回。
次回のテーマは、「旅」と「学び」の関係性探求。
どんなラボになるでしょうか!
お楽しみに。