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ことのはいけはな 小満 第23候『紅花栄』

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「詩える白の手毬あぢさゐ
   銀葉の雨情の羽の抱くやう
   弟切草は螺旋に巻かれた金杯を
   明朝木陰で溢れさす」


純白の大頭のあぢさゐ

をいけた日は、紅花栄うという日であった。

白と赤は、源平より前から

男と女

精液と経血

そういうならわし


夕焼けに染まった紅花畑を今でも覚えている

こんな大潮の夜 夜陰に乗じて白い雲が川霧となって

丘を包みこむ



(うた)

宵闇に 憎らしいほど白い花  焔さかまく艶紅色の

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