承認欲求と自己実現と欲求の分類
マズローの欲求階層説ってありますよね。
結構よく話の引き合いに出すし、参考にしてます。
でもこれ、科学的にオーソライズされている訳ではないし、
極論すれば個人の感想なんですよね。
ただ、ある程度の真理を含んでいるのは確かだ。
欲求階層とは概ね以下の5つで分類されることが多い。
・生存欲求
・安全の欲求
・所属・愛の欲求
・承認欲求
・自己実現欲求
SNS時代の現代では承認欲求で生きている人が増えたと言われてますね。一方で、自己実現欲求を利用されてやりがい搾取のようなことも行われています。いずれにせよ、下位の欲求が満たされたあと上位の欲求を満たそうとすることから、現代人は欲求レベルが上がっていることがわかりますね。
さて、最近考えるのは、上の5つの分類違うんじゃないの?ということ。
いや、正確ではないですね。そういう分類は間違っていないが、ピラミッド上の階層であると理解するのは難がある、といったところでしょうか。
まずは生存欲求は、お腹減った、眠い、息苦しいとか本能レベルの欲求。これが最底辺にくる欲求であるのは間違いないでしょう。
続いて安全と所属の欲求はひとまとめかなと思ってます。どちらも安心を求める欲求。安全は自身の中にある欲求、所属は他者との結びつきに現れる欲求。
そして承認欲求と自己実現欲求は、上記の安全と所属の欲求を、すなわち安心の欲求を手に入れるための手段としての欲求と考えてみると個人的にしっくりきます。つまり安心を自分で作る人は自己実現を欲し、安心を他者に求める人は承認を欲する。
こう考えると、承認欲求と自己実現欲求は安心の欲求の補助みたいな欲求で、本質的ではないのかなと思います。
よって人間にとって必要な欲求は実は2段階。生存と安心の2つ。生存は無意識レベル、本能、情動的。安心は意識レベル、理性的。というふうにみてみると新しい何かが生まれるのかな、とか考えてます。
承認欲求が満たされないってのがおかしいなぁと思ってます(実は自己実現欲求も満たされないのですが、こちらはあまり問題になってませんね)。だってお腹減ってご飯食べたらもういい、ってなるし、眠いから寝たらスッキリするし。普通は満たされたらもういいってなるはずなんですよね。もっともっとって求めるのは何かがおかしい、と思っちゃいました。
また深化していきたい。
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