親愛なるカレー友さま
前略、親愛なるカレー友さま。
あなたとの出逢いは衝撃的にスパイシーでした。
思い返すと、コリアンダーシードのように
柑橘のような、爽やかな香りがしてきます。
その記憶を以下にしたためたいと思います。
* * *
先日、群馬に取材に行った折、
たまたまインドの話になり、カレーの話をしたら、
スパイス料理が得意な女の子が後でくるよ
という話に。
おお!どんな子なのだろう?
ワイルドな感じかな?
カレーマニアかな??
お友達になれるかな?
楽しみでもありながら、
すこし不安を覚えつつ、温泉へゆき、交流会へ。
そして、その子はやってきました。
ピンクのふわふわした上着を着た彼女は
やさしくてほんわりした雰囲気で、
けれど、自己紹介の時に自身のことを話す際、
ゆっくりと丁寧で芯のある嘘のない話しぶりに
なんだか心揺さぶられてしまいました。
そこで、思わず、後から、
なんだかあなたの話が胸に響いたよという趣旨のことを
伝えに行って、ハグしたのでした。
その日はカレーはなかったんだけれど、
たまたま彼女も泊まってゆくことになり、
スパイスの話やインドの話を。
話は尽きません。
しかも、
何故だかスパイスをテーマとしたシェアハウスの妄想で盛り上がり、
とてもとてもとてもとても楽しかった。
家の名前は、カモンとカルダモンをかけて、
カルダモンハウス(案)にしようとか。
朝の挨拶は、「カルダモーニング♪」だとか。
毎週、ある一種類のスパイスをテーマの日を設けて、
そのスパイスの料理を持ち寄って、食べようとか。
そんなしょうもない妄想のひとつひとつが、
もう、楽しすぎた。
わたしもそのシェアハウスができるとしたら、
彼女と一緒に住みたい!と思うくらいに。
これまで、カレーを通じてつながることはあれど、
こんなにもカレーの話をたくさん交わし、
深くつながることってなかったのです。
これこそ、カレー友なり。
今度、島根に来てくれることになり、
一緒にミールスつくろうという話になりました。
どんなのができるだろうか?
わくわくが止まりません。
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