チーズは自分で作れる!(お家でできる簡単チーズの作り方)
すこし前になりますが、群言堂のある大森町で
根のある暮らし編集室がチーズづくりワークショップを開催しました。
講師は尾道の新里カオリさんのところに縁あって滞在していた
フランス人、アレックス。
日本を自転車で旅をしながら、チーズづくりを教えてくれています。
彼女のレイラはお菓子職人さん。クレープづくりを教えてくれました!
(キャラメルソースから手づくり。これもうんまかったです~)
チーズづくりには、丸2日を要します。
作り方は簡単。
<チーズの作り方>
① 牛乳(チーズ菌が過ごしやすい温度が20度程度のため、しばらく常温に置く)、チーズイースト、レモン汁を準備する
② チーズイーストを綺麗な水100ccほどで溶かしておく(1分ほど置く。牛乳で溶かしてもいい。)
③ 牛乳にチーズイーストを溶かしたものを混ぜてから、レモン汁を混ぜる
④ そのまま動かさず、温かい場所で1日間置く ※絶対触らないこと!
⑤ 1日後、固まっているのを確認したら、容器にガーゼのような布を敷いてお玉でやさしくすくって、乗せていく。
⑥全部乗せたら、ガーゼの端と端を持ってねじって、ホエーを絞る。(このとき、ホエーを受ける器を下に置いておくこと)絞った布の間に箸のような棒を差し込み、吊るして1日間置く。
(※ホエーは使えるので取っておきましょう。特に一番搾りは分けて、絞った日を記載し、ペットボトルに入れておくと便利です。)
⑦絞り終わったら、クリームチーズの出来上がり!
塩やハーブ、ツナなどいろいろ混ぜて召し上がれ!なるべく早めに食べ切りましょう。冷凍もできます。
<材料詳細>
・牛乳 1L(※雑菌が入らないように必ず未開封のものを)
・チーズイースト0.1g(2回目以降は、作る時チーズからホエーが出るので、その一番搾りを100ml~200ml使えばOK。ホエーは3日間くらいもつ。普通のパンのイーストとは異なります。)
・レモン汁25cc、またはレンネット(子牛の胃酸)25cc
※レモン汁は、生絞りの柑橘類でOK。かぼすなどでも作れます◎
※チーズイーストは、以下から買えます!
https://www.amazon.co.jp/s/ref=nb_sb_noss?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&url=search-alias%3Daps&field-keywords=mesophilic+culture+Mm1001
できたてのクリームチーズは、買うものよりもフレッシュで軽くてとても美味しいです!
ハーブやニンニク、ツナを混ぜてパンに塗って食べると最高!!
もしくは、フルーツや砂糖を混ぜてデザートにしても美味しいですよ。
(※絞ってから3時間後くらいのものをヨーグルトのような感じで使っても美味しいです。ヨーグルトよりも酸味と濃厚さがあります。)
日本の保存食と同じで、チーズはあくまで保存食。
乳製品を効率的に冬など食材の無い時の食材やミネラル源として補給するための知恵でした。
ちなみに、チーズづくりのコツは、「チーズイーストたちが好むような環境をつくってあげること」なんですって。
そういう意味で、子育てとかにも似ている。技術といえば技術なんだけど、
なんだか温かいものづくりだな~と感じました。
最初はチーズイーストが必要ですが、ホエーを繋いでいけば、安くてフレッシュなクリームチーズが楽しめる。
大森町では、ホエーを家系図みたいにして、みんなで繋いでいけたらいいね~と話しています。
(※後日談:ホエーは何世代が生きていたのですが、うちの住人りきちゃんが、クリームチーズをしぼったものを台所にそのままにして、最近たびたび木戸を開けて侵入してくる猫さんにやられたため、わが家の家系のホエーは途絶えました・・・。またチーズイーストで再挑戦せねば。)
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