想いのままに生きてみるということ
はじめまして。
島根県の群言堂というブランドで生地づくりから縫製まで国産にこだわった服をつくり、古民家を改修して宿を始めちゃったりする風変わりな会社 「石見銀山生活文化研究所」で働いている「こもり みさ」といいます。
会社は島根県の西部に位置する石見銀山の小さな町大森町にあるのですが、
私自身は京都府の出身でIターン。
長らくホームレスの方の自立支援ボランティアなどしていたため、
民間企業の利益を追求するという考えに馴染める気がせず、
8年間公務員をしていましたが、
3.11をきっかけに、なんだか腑に落ちないことが多くなりました。
(公務員の仕事を否定しているのではなくて、自分と馴染まなくなった、
という言葉が近いような気がしています。)
あるとき、仕事のことを考えすぎて眠れなくなったことをきっかけに
生きること、働くことについてより深く考え始め、もっと感じたままに自由に働き、生きてみよう!と、仕事を辞めました。
それから、京都府北部の丹後半島の山の中で暮らし、いつか自分の手でナリワイを作りたいと感じたことで、
ご縁がご縁を呼び、当社の社長 松場登美の付き人になることに。
ここに一生住むと決めた訳ではありません。
一生という枷は私には重すぎて、動けなくなってしまうから。
島根には、修業するぞというような意気込みで
けれど、旅するような気持ちで
車一台に荷物をいっぱい詰め込んで、どこどこやってきました。
会社では、生活文化を研究しているのか、
というとそうでもないのですが、
「根のある暮らし編集室」に所属しており、
自分らしい根っこを持ち生きることについて考え、
そんな風に暮らす人たちと出逢い、知り、伝えていく ということを今年からやってみることにしようと思っています。
カレーをこよなく愛する食いしん坊。
通称「カレーなる食いしん坊」。
京都市内に住んでいた頃から、スパイスカレーを学び始め、
仕事を辞めた後、ヨガと瞑想を生活に取り入れたいと思ったついでにインドでホームステイなどしながらカレー修業したり、
国内でも旅するとついついカレー屋を捜してしまうカレー馬鹿です。
おいしいものが並ぶ食卓を、大好きな人たちと囲む
そんな時間が心から幸せだなぁと思うとき。
これから、自分自身の移住後の日々の暮らしや大好きなカレーのこと、
島根の素敵な人やもの、場所。
島根の内外を問わず、根をはり暮らしている人たちのことなど
わたしの心や目に映るさまざまなことをご紹介してみたいと思っています。
わたし自身、まだまだ想うようには生きられていないのだけれど、
みなさんに自分の暮らしや誰かの暮らしについてお伝えしながら、自分のありたいあり方について考える機会にしてみたいなとも思っています。
どうぞよろしくお願いします。