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f_バックコーラスの歌姫(ディーバ)たち
Twenty Feet From Stardom
ピーター・バラカンさん、といえば素人でも一目を置いてしまう存在に思える。
この映画祭のプログラムを見ると、「一つのこらず鑑賞したい」とみたい欲が抑えきれない。
主催される映画祭でも上映をされていた、作品。
数ある中でまずこれを選んだのは、妙に気になる存在だったからだ。
ミュージックビデオなどを観ていてスターのパフォーマンスも素晴らしいが、バックコーラスが無ければどうなんだろう…なんて考えなかった時はない。
そのわりにはアーティストの名前を追ったことまではなかった。だからいまでも音楽も素人なんだろうと思う。
しかし、この作品でスポットライトがあてられたのはバックコーラス。
厳しい競争や現実がありつつもたくましく生き残る様を悲壮感を漂わせず、現実を伝える流れは自然にその在り様を素人に教えてくれる。
そして映画の終わる頃には人生の機敏とでもいうか、哀愁をあたりに漂わせる。
学びとこころの大事なところに触れる作品。
英題により一層の憂いを感じている。
さあ、どうやって他の作品を一つ一つ見ていくか。
現実逃避をしてはいけないと思いつつ、映画に助けられ、教えられ。
こんな風に過ぎていくのだろうな…生を選べば。