📚Book Report ~The Velveteen Rabbit~📚

2022年9月30日 23:06

英語は楽しく×真剣に！
ビジネスでもプライベートでも
たった２つのポイントを押さえるだけで
意思疎通は思いのまま♪　
k-flow English 英語コーチ　中村薫子です🌸

今日のBook Reportは
”The Velveteen Rabbit”
by Margery Williams

全40ページで3,800語。
日本でも、「ビロードうさぎ」
というタイトルで、
昔から読み継がれているよう。

私は英語で初めて読みました。
裏表紙は要約ではなく
本文の一部抜粋。

子供部屋の魔法は
とても不思議で素晴らしいもので、
スキン・ホース（木馬？）のように
古くて賢くて経験豊富なおもちゃだけが
そのすべてを理解できるのです。

ある日、ウサギが尋ねます。
「本物ってなんだろう？」
「自分の中にぶんぶんいうものがあったり
　持ち手が付いてたりすること？」

「本物はどう作られてるかじゃないんだよ」
スキン・ホースは言います。

「何が起こるか、なんだ。
　子供が、ただ遊ぶだけでなく、
　長い間、本当に愛してくれたとき、
　本物になるんだよ。
　一気には無理。
　だんだん本物になっていくんだ。
　時間がかかるんだよ。
　一気にはなれない。

　本物になる頃には、
　毛はほとんどなくなり、
　目は落っこちて、
　関節はゆるゆるになって、
　とてもみすぼらしくなっているものなんだ。
　でも、そんなことはまったく関係なくて

　一度本物になったら、
　醜くなることなんてないんだから。」

正直、英語のレベルは高めです。
出てくる単語も、表現も
英語学習者向け配慮など一切なく、
容赦ないネイティブ向けの本。

でも、ストーリーとしては
わずか40ページながら感動的で、
めちゃくちゃ温かい気持ちになる
素敵な本でした！

機械仕掛けのおもちゃが
ぬいぐるみにマウント取っていたり、

本物のうさぎが
ぬいぐるみのうさぎに
「後あしで立ってみろよ！」と
ないと知っててからかったり、

まるでピノキオとか人魚姫とかの世界観❣️

持ち主の男の子が罹った
scarlet fever（猩紅熱しょうこうねつ）
が原因でうさぎに転機が訪れますが

実は私、中学生になりたての頃
猩紅熱にかかりました。
既に恐ろしい伝染病でもなんでもなく
普通に病院行って、家で寝てたら
治りましたが、

本の中では、
猩紅熱ウイルスを滅するために
罹患者が触ったものは全て燃やせ！！
みたいな話になっていて

まるでコロナ！と思ったのでした。
こうして歴史は繰り返されるのだなぁと。

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