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結局人は「オフライン」での出会いを希求する
最近、様々な媒体で「コミュニティ」という言葉が使われるようになりました。私はこれまで自治会や公民館活動を中心とした、いわゆる地域コミュニティこそコミュニティであると考えていたので、近年のオンラインサロン等の場面で使われているコミュニティという言葉についてなんとなく違和感を感じていました。
そうした思いを持っている最中、偶然こんなnoteを見つけました。
率直におもしろかったです。そうなのよ。
ここではコミュニティの分類に関して大まかに書かれているのですが、つい読みながら「なるほど」と思ってしまいました。私も色んな方とお話をしながら”コミュニティという言葉の認識のズレ”を感じていたので、他の人ってこのような感覚でコミュニティを捉えているのか~、と勉強になりました。と同時に、自身のコミュニティ観に対しての見識に浅さに反省しました。みなさんもぜひ。
ただ個人的には、インターネットコミュニティもビジネスコミュニティも、長期的な目で見れば地域コミュニティに集約されていくのではないか、と思っています。
例えばTwitterやFacebook、mixiなどのSNS上で誰かと知り合い、集団が形成されたとしても、しばらくやりとりを続けていると「オフ会しようぜ!」と直接的(オフライン)な出会いへ移行することが多々あります。
また、ジャニーズに想いを寄せ「ジャニーズファンクラブ」というコミュニティの会員になっても、しばらくするとそのファンクラブメンバー同士で「ライブDVD鑑賞会」といった別の集団を形成することもあります。
つまりコミュニティの入り口がオンラインや大きなファンクラブであっても、結局のところ、直接的に誰かと会う事、そしてメンバーが少人数であることによってコミュニティ欲求は満たされると思います。
そういう意味でいうと、”既に出会っている”地域コミュニティの役割はこれから大きな伸びしろがあると感じています。
もっと言えば、これまで住民サービスの一翼を担っていた地域コミュニティは、これから「近所に同じ志向性を持った人を見つけるため」に存在すべきだと思います。もしこのように新たなコミュニティをつくるために地域コミュニティが存在していれば、間違いなくインターネットコミュニティを超えるのではないか。そんな想いから、私はこれまで地域コミュニティについて関心を寄せてきました。
言うまでもなく、「どのようにコミュニティを作っていくか」、「いかにして人を巻き込むか」という方法論について考えることは非常に重要です。むしろコミュニティ論の肝だと思います。しかしその一方でこれからの地域コミュニティは「自由に集団を作りやすい場をどのように整えていくか」という人間活動の土壌としての役割についても検討することも重要だと思います。
そんなことを上記のnoteを読みながら地域コミュニティの課題について考えました。
本が春に発売されるようなので、買おうっと。
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