スズタユウキ
たまり場とは何か、という事について書いています。
コミュニティについて書いています。
数多くのnoteの中のうち、読んで頂いていているモノを集めました。
たまり場やコミュニティに関する論文の紹介です、
これまで色々書いていますが、今日はコミュニティ・トレーナーとして、コミュニティの源流に立ち返ってみようと思います。 といってもコミュニティという言葉は、ママ友などの小さな集団から、まちづくりや村おこしなどの大きな集団を指していて、個々人で認識が異なっています。 そんな中、コミュニティについて書いてみても「結局コミュニティって何?」という疑問を解決することができないのではないか。 ということで今回は、コミュニティの本質を理解するために、私たちが小さい頃から耳にしていた「ク
前回のつづきはコチラから (と言ってもかなり前の記事です。じわじわと読んで頂いていてすごくびっくりしています。本当にありがとうございます。) 前回は、Zenly(ゼンリー)というアプリを使う女子高生は、疑似家族を求めているのではないか、ということについて書いた。 このアプリは、友達同士でインストールしておくと、それぞれの現在地がGPSによって把握でき、友達の居場所をいつでも確認することができるアプリ。より詳細について知りたい方は、下記からご覧ください。 ”知らない”と
最近よくテレビでは、「今は日本が一つになって」とか言っていて、半ば洗脳されているような気になってしまいます。ひねくれ者の私は「日本は元々1つだろーが」などと屁理屈を言ってしまうのですが、こうした言葉とセットで「One Team!」という言葉が使われます。改めて考えてみるとチームとは何か?そんな疑問がよぎりました。 今日はチームとクラブの違いについて考えてみたいと思います。 チームとはある目標を達成するための集団を作ろうと思った時、私たちはチームと呼ばれる集団を作ります。
新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、大分県内もほとんどの公共施設が閉鎖されていますが、私も以前は市営のトレーニング施設に通っていました。 施設では、仕事帰りのサラリーマンやOL、定年退職されたであろう高齢者など幅広い世代の方々が思い思いに運動に励んでおり、運動やスポーツがとても身近なものであることを強く実感します。ただその一方で、私はそのようなトレーニングの光景に違和感を覚えています。 というのも、受付をした会員は、更衣室でトレーニングウェアに着替え、器具を使って運動し
以前、人が集まる場として16世紀のヨーロッパ(特にイギリス)で爆発的に広がったコーヒー・ハウスについて書きました。 今日は、日本独時の文化である居酒屋の歴史について書いてみたいと思います。なぜ居酒屋かというと、上記のコーヒー・ハウスがヨーロッパで広がっている頃と同時期に居酒屋文化が誕生したからです。 居酒屋の誕生まず居酒屋とは、言葉の通り「居酒(いざけ)」をするお店のことです。居酒とは”店先で飲むこと”を指すのですが、この居酒という言葉が広まったのは、江戸時代であるとされ
大変おもしろいnoteを見つけました。 このnoteは、筆者であるM子さんが、お子さん(5歳児)に導入した”報酬型お小遣い制度”を通して「働くということ」について考えたものです。 もちろん読み物としてもおもしろいのですが、何より「人をその気にさせる」のが抜群にうまい。個人的に教育力ないし指導力とは、つまるところ「如何に相手をその気にさせるか」という演出力だと思っているので、そういう意味で大変勉強になりました。 今日は、このnoteを参考にしつつ「人に習慣を身につけさせる
最近、様々な媒体で「コミュニティ」という言葉が使われるようになりました。私はこれまで自治会や公民館活動を中心とした、いわゆる地域コミュニティこそコミュニティであると考えていたので、近年のオンラインサロン等の場面で使われているコミュニティという言葉についてなんとなく違和感を感じていました。 そうした思いを持っている最中、偶然こんなnoteを見つけました。 率直におもしろかったです。そうなのよ。 ここではコミュニティの分類に関して大まかに書かれているのですが、つい読みながら
私は1人で飲みに行くこと好きです。 同世代(20代)にこの話をすると「1人で行って何するの?」とか「友達と行った方が楽しくない?」というように結構、否定的な言葉が返って来ます。無論、大人数の飲み会も好きだし、むしろ率先して行くタイプです。ただ、同じくらい1人で飲みにいくことも好きなだけです。 間違いなく自宅で飲んだ方が安上がりですし、自分のペースで飲むことができます。終電も気にしなくてよいし、なんなら部屋着で飲むことができる。なのにあえて外で飲む。 私たちはどうして外で
最近は他の方のnoteを見ることが多いんですが、偶然eスポーツに関するnoteを読みました。今日は、このnoteの力を借りて、今日のコミュニティについて考えてみます。 eスポーツの事例よろずさんがeスポーツに関して下記のようなnoteを書いておられました。 率直にいうと、おもしろい。18歳の方らしいのですが、eスポーツ界の将来のために、若者がすべきことを書いていて、大変勉強になりました。何より、eスポーツに関する愛が伝わります。 あくまで個人的な主観ですが、eスポーツに
なぜ多くの人が”脱日常”を求めるのか。たまり場を考える上で、ふとそんな疑問を持つに至りました。今日はそれについて考えたことを備忘録程度に書いてみたいと思います。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 何かの本で読んだが、人間が1日で処理できるデータ量は決まっているらしい。 パソコンやタブレットであれば、本体の容量を超えてデータを処理・保存しなければならない時、本体自身の容量を拡張したり、外付けハードディスクを取り付ける。しかし人間は、容量を拡張することは出来ないし
前回のnoteはこちらから 前回は、居場所という言葉について書いてみました。 ”居場所”という言葉は「物理的な場所」を指す場合と、「(居場所と感じる)空間」を指す場合とがあります。そのため「”居場所”をつくる」と言っても、どちらの意味合いかで解釈が大きく変わってしまいます。なぜなら前者は、物理的な場所を設定すれば目的が達成されることに対して、後者は、そこに人の感情を集めなければいけないからです。 例えば、「子ども達の居場所をつくりたい!」という場合、物理的な”居場所”を
昨年の11月にnoteをはじめて、1年とちょっとが経ちました。 これまで多くの物事を3日坊主で挫折してきた私でしたが、noteだけは何とか続けることができました。これもひとえに、多くの方が読んでくださり、スキやコメントを寄せてくださったからです。本当にありがとうございました。 noteをはじめた当初は「考えが整理できたら良いな」という自分自身への矢印しかありませんでしたが、記事を書くにつれて「あ、こういう系の記事って、結構読んでくれるんだ」といった自分の記事を客観視するよ
ここ最近、新聞で「居場所」という言葉を目にする機会が多くありました。 「子どもたちの居場所が必要だ!」 「子育てについて気軽に相談できるお母さんのための居場所」 「高齢者の居場所が―」 おそらくここでいう”居場所”というのは、「気軽に集まることができる場所」とか「心地よいと思える場所」という意味合いで使われているのだと思いますが、個人的にはどうもしっくりと来ていません。 今回は、そんな”居場所”について考えてみたいと思います。 ”居場所”と”居場所と感じること”は違う
前回のnoteはコチラから 前回はスポーツが日本に入ってきた経緯について書いてみました。今日はこれらを踏まえて”みる”スポーツについて書いてみます。 みるスポーツとは前回のnoteにも書いた通り、日本にスポーツが輸入された当初、「スポーツは”する”ものだ」と解釈されていました。 しかし1932年ロサンゼルスオリンピックで初めて、ラジオでの実感放送が行われました。 実感放送とは、言葉の通り、”試合を観戦した人がその大会の状況をリアルタイムっぽく話す”というものです。中に
大学生の就活においては、概ね終了しているかと思いますが、先月こんな記事が出ていました。 採用は未だ「体育会系」が人気のようで、その理由について書いていました。上記の記事を要約すると、組織で成果を出せる人は、①決断ができ、②規律を守ることができ、③自己成長ができる人らしく、体育会系はそれらを満たしていることが多いようです。 ただ個人的には、体育会系ほど、純粋に組織に馴染むのが上手いように感じます。上司に可愛がられるし、部下とも距離が近い。体育会系全員に限ったことではないです
私はこれまで様々なコミュニティについて書いていますが、今日は「良いコミュニティをつくることでどんなメリットがあるのか?」ということについて書いてみます。 というのも、所属する側からすると、良いコミュニティに所属できると楽しい時間が増えメリハリのある生活を送ることができます。しかし、コミュニティを作る側から見た良いコミュニティを作るメリットについては、あまり書いていなかったように思ったからです。 ということで、今日は作り手側からみたコミュニティを作るメリットについて例を挙げ