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移住を通じて”当たり前の世界“を変えてみた

本noteは、トランジションコミュニティ「グリーンズジョブ」のアドベントカレンダー企画「わたしのトランジション」のエントリーnoteです

「2022年最大のマイニュースはなにか?」
そう尋ねられたら、間違いなく「移住」の話をあげるだろう。

8年ほど住んでいた東京を離れて、広島県福山市にある港町「鞆の浦」へ家族で移住をした。人口3,400人の小さなまちだ。

この移住が僕にとってどんなトランジションになっているのか?そう振り返ってみた時、『当たり前の世界のトランジション』だと言えそうだ。今回はそれについて考えてみたい。

▼移住の経緯などはこちらをどうぞ


当たり前の世界

僕らは日々暮らすだけで、あらゆるコトと触れている。

それは情報であり、
それは風景であり、
それは人であり、
それは自然である。

当たり前すぎて、それらを認識することはかなり難しいことだけど、何にも触れていないひとなんて、世の中にはひとりも存在しない。

そして、それらから多大な影響を受けているのが、僕ら人間である。

緑を見ると集中力が上がるとか、
日光を浴びれば目が覚めるとか、
満員電車はストレスがたまるとか、
つながりを感じられると健康になるとか、
そういったものは、まさに環境から受けている影響そのものだと言えると思う。

誰しもが、それぞれ持っている「当たり前の世界」が存在する。

移住を意識する前は、そういったことに目を向けてこなかったし、そんなに自由に選べるものでもないと思っていた。

でも、それはどうやら違ったようだ。

自分の当たり前の世界は、いつでも誰でも選んでいいものだった。


新しい世界がそこにはあった

東京と鞆の浦、どちらのまちも知っている方は、ギャップの大きさを理解してもらえると思う。そこに広がっている世界が違いすぎるのだ。

鞆の浦は
目の前には瀬戸内海が広がっているし、
ご近所付き合いは色濃くのこっているし、
広告を目にすることはほとんどないし、
おすそ分けも珍しくないし、
虫やイノシシたくさん出るし、
新築の物件は希少種だし、
まちのイベントは豊富だし、
外で飲み歩く文化はないし、
家賃はアホみたいに安いし、
割合が50%を超える高齢者社会だし。

なんだか、本当に別世界にきた気分にさせられる。

東京で暮らしていたときに持っていた、いわゆる常識みたいな感覚は捨て去るぐらいがちょうど良くて。適応力が問われるぐらいの環境変化だった。

そんな世界だからこそ、僕らは移住先としてこの場を選んだ。


複数の世界を知り、ちょうどいい世界を見つける

「ちょうどいい」「自分にあう」って、どうやって見つけられるのだろうか。

僕は、”経験“のなかにしか落ちていないような気がしている。「好きなことをどうやって見つけらればいいですか?」への回答も同じかもしれない。『ひとつ多くの興味あるコトをやってみよう』そう答えそうだ。

自分のなかの「当たり前の世界」を変えることとは、つまるところ「ちょうどいい世界」を探すということでもあると思う。

Aという世界を知り、Bという世界を知って、はじめてCという世界を知ることができる。

自分にあうこと・自分らしさ・ちょうどよさは、この積み重ねをしていくことが大事になんだと思う。

僕らでいうと、さまざまな当たり前の世界をしることで、自分たちにとっての「ちょうどいい暮らし」を模索しているんだろうなと。

これって、移住に限らない話だと思っているし、働くことにおいても同じことが言えるんだと思う。もし、今トランジション期にいる人がいたら、ひとつの考え方として参考にしてもらえると嬉しい。


最後に

2022年は、家族としての大きなトランジションを経験し、結果として「トランジションとの向き合い方を学んだ」年になった。

まだまだ自分たちにとっての「ちょうどよさ」はわからないけど、引き続き探求していこうと思う。

それでは!


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長田 涼
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