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マイ冬曲シリーズ

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冬っぽいと感じるオリジナル曲を紹介した回を集めたマガジンです。
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2022年12月の記事一覧

兄への鎮魂歌: (顕)

今日はちょっと不思議なお話を書きます。 今思えばコロナ禍のまだ入口だった2020年の夏、兄に突然末期の肺癌が見つかりました。手術はおろか、他の治療法も既に行うのが厳しい状態だったようです。 妹であり医者である私も面会できず、主治医もコロナ病棟に借り出されて交代になり、十分説明も受けないまま1か月が経ちました。 ようやく面会できたのは亡くなる3日前でした。効くか分からないが免疫チェックポイント阻害剤を使ってみるか、あとは緩和療法、という説明を義姉とともに聞きました。 兄

冬に聴きたい曲: 白の世界

だんだん冬らしくなってきました。私は寒くて身を縮める感じが好きなので(ヘンですかね)、やっと冬が来たと実は喜んでいます。 さて、今日は2018年10月23日生まれの曲、白の世界(CNo30) を紹介します。 私は雪国育ちですが、雪が嫌ではなく、むしろ大好きです。朝目が覚めて一面に雪が積もっている時は、異様にテンションが上がります。雪の積もった朝は妙に静かで、知らない間にしんしんと降り積もっていたという事実を知ったときの驚きが心地よいのです。 白の世界は、そんな驚きの朝を

姉とのコラボ: 革命前夜

私は映画が好きで、昔から映画で使われた曲を集めたサウンドトラックを好んでよく聴きます。映画音楽は、映画の良し悪しを左右する重要な要素だと思いますし、何度も観た映画なら、音楽を聴いただけで感動的なシーンが鮮やかに蘇ります。 そんなドラマチックな曲を作りたい、という気持ちから作ったものの一つが 今回紹介する革命前夜(CNo16)です。実は姉とのコラボ作品です。 pseudo-Bach 革命前夜(CNo16)は、2015年12月3日生まれ、つまり今日が誕生日の曲です。7歳にな