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こもれびより ~commoré-biyori~ vol.1「言葉の壁はなくなるか?」(2018/6/30) レポート

語学塾こもれびでは、6月30日(土)にイベント「こもれびより~commoré-biyori~ Vol.1」を開催しました。初めての開催となった今回は、6名の方にお越しいただきました。ご来場くださった皆様、ありがとうございました!

イベント名の「こもれびより」には、

こもれび・より:語学塾こもれびから参加者の皆様に「考えるきっかけ」をプレゼントするイベント

こもれび+日和:晴れた良い天気の日に木漏れ日の下で過ごす時間のような自然と集いたくなる温かなイベント

という二つの意味が込められています。

これから2ヶ月に1回のペースで開催を重ねて、こんなイベントにしていけたらと思っています。

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さて、第1回目の今回は「言葉の壁はなくなるか?」というテーマで、二つのミニ講義を行いました。

第1部、志村講師による「翻訳こんにゃくは不良品?」では、自動翻訳機でも訳しきれないことばの世界を扱いました。例として取り上げられたフランス語の“Bon appétit”は、使われる場面によって「召し上がれ」や「いただきます」など、異なる意味を持ちます。耳慣れないフランス語に触れながら、皆さん真剣に耳を傾けてくださいました。

一つの言葉が複数の意味を持つために自動翻訳機では1対1で訳せない、ということがある一方で、一つの言語にしか存在しない言葉もあります。例えば、実は「こもれび」も日本語にしかない言葉です。外国語にすると「木の葉の間から差し込む日の光」というようになり、一言では訳せないのです。

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第2部、飯野講師による「頭と心、ときどき私」では、「豊かな人生を過ごすには」というスケールの大きな話を、人生を夏休み、社会を学校にたとえながらぐっと身近に考えました。頭で考えていることと心で感じていることとの間の「行き交い」が足りずに、頭でっかちになりがちな私たちには、心の「声」に耳を傾けることが必要です。語学塾こもれびのコンセプトの核でもある、「自分の考えを自分の言葉で語ること」の重要性を皆さんにも感じていただけたのではないかと思います。

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二つのミニ講義を終えて、お菓子と飲み物とともに質疑応答と交流の時間に移りました。

「こもれび」のように一つの言語にしかない言葉は他にどんなものがあるの?という質問があり、話題は“色を表す言葉”に。どの国でも、赤や青といった三原色を表す言葉は存在しますが、紫や黄緑など細かいニュアンスの色を表す言葉は国によってあったりなかったりします。それから、「いただきます」という意味でも使う“Bon appétit”ですが、フランス語で「ごちそうさま」は何と言うの?という質問から、日本とフランスの食文化の違いにまで話が広がりました。こんな風に参加者の皆様との対話を通していろいろな方向に話がふくらんでいくのがイベントの醍醐味ですね!

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第二回目の「こもれびより」は8月18日(土)開催予定です。
こもれびはこの日に2周年という節目を迎えます。
次回も多くの皆様にご来場いただき、楽しんでいただけるよう、鋭意準備を進めております。お楽しみに!

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