Commorébi/語学塾こもれび

ネイティブのいない語学学校×受験対策をしない塾。扉を開けて階段をお上がりください。 時間:火曜日~金曜日の16:00~21:30/言葉:英仏国数 Webサイト → https://www.commorebi.com/

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  • こもれびより レポート

    2か月に1度開催しているイベント「こもれびより」。イベントの様子をお伝えするレポートを掲載しています。

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    こもれびスタッフによる記事です。2019年までの記事は https://www.commorebi.com/blogをご覧ください。

最近の記事

こもれびよりVol.13「音の遠近感 〜「○○語っぽさ」の正体〜」(10/24)開催のお知らせ

こんにちは。語学塾こもれびです。 8月に開催したこもれびよりVol.12「”訳す”という仕事 〜外国語が生業になるまで〜」は、おかげさまでたくさんの方にお越しいただきました。改めて御礼申し上げます。 当日の様子は、以下の記事にてお伝えしています。 さて、次回のこもれびよりは、10月24日(土)14時〜の開催です。タイトルは「音の遠近感 〜「○○語っぽさ」の正体〜」。 発音に焦点を当て、こもれび講師の2人の母語である日本語と、英語・フランス語との間の「近さ」と「遠さ」を

    • こもれびより ~commoré-biyori~ vol.12「 ”訳す”という仕事 ~外国語が生業になるまで~」(2020/8/15) レポート

       2020年8月15日(土)、翻訳家・通訳の平野暁人さんをゲストにお招きして、こもれびよりVol.12「”訳す”という仕事 〜外国語が生業になるまで〜」を開催しました。何かと物々しい状況の中お越しいただいた平野さん、そしてご来場者の皆さま、誠にありがとうございました。  当日はこもれびの塾長・志村を司会進行役とし、平野さんに「お仕事のこと」、「語学のこと」、「教育のこと」についてお話しいただきました。いつもならこの記事では、報告者の言葉で適宜要約して当日の様子をお伝えしてい

      • たこぶねから始まる船の旅。

         「素粒社」というあたらしい出版社が、2020年7月に船出をはたしたそうだ。東小金井の高架下、「東小金井事業創造センター KO-TO」にオフィスを構えているとのことで、こもれびのご近所さんということになる。  そこから近々、俳人である小津夜景さんによる新著『漢詩の手帖 いつかたこぶねになる日』が刊行されるとの由。小津夜景さんといえば、前著『カモメの日の読書 漢詩と暮らす(2018年、東京四季出版)でそのお名前を知ったあと、ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者である須藤岳史さんとの往復書

        • 大学生限定フランス語講座のお知らせ(10/4〜)

          10月4日(日)より、こもれびの教室にて、塾長・志村による大学生限定フランス語講座を開講します(オリエンテーション含む全12回。定員8名)。 詳細には、以下のページをご覧ください。 参加ご希望の方は、9月15日(火)までに志村のTwitterにDM(ダイレクトメッセージ)をお送りいただくか、語学塾こもれびのメールアドレス(gogakujuku.commorebi@gmail.com)宛にメールをお送りください。 その際は、 ・お名前 ・所属大学、学年 ・フランス語学習歴、

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          ブログに代えて

          ブログに代えて。 今回はお知らせです。とくに大学生のみなさん、最後までお読みいただければと思います。 今年春に始まったコロナウイルスの世界的な感染拡大に伴い、日本でも、形態を問わず多くの組織で対策が取られてきました。 中でも話題となったのが3月に始まった小中高の「一斉休校」。日本中の子供たちが学校へ行くことを禁止され、そこから長い長い春休みが始まりました。 こもれびに通う中高生たちを見ても反応は様々でした。学校へ行かなくてよくなったことを喜び外遊びやゲームに興じる子もい

          モロッコ便り~遅れてやって来たボトルメール④

          昨年、モロッコに滞在していたときに書きつけていた日記から、今日も靴を売る路上商人のおじさんとのやり取りの続きをお届けします。このシリーズは今回で一区切りとなりそうです。 (前回までの日記はこちら。 ① ② ③ * 12月2日(月) いつもの場所に行くと、靴売りのおじさんはちょうど席を外していた。私に気づいた駐車管理のおじさんが近づいてきてくれて、少し話した。靴売りのおじさんがいない間は、この人が道路に目を配りながら、靴の商売のことも気にかけている。お客さんがやって

          モロッコ便り~遅れてやって来たボトルメール④

          ギラギラな日々

           長かった梅雨も明け、夏らしい日が続いています。例年とは少し様子が異なる日々ですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。  まずは、ご報告と御礼から。翻訳家・平野曉人さんをお招きして開催するこもれびよりVol.12”「訳す」という仕事〜外国語が生業になるまで〜”(8月15日)は、おかげさまで多数のお申し込みをいただき、満席となりました。この場を借りて、改めて御礼申し上げます。  当日お越しいただく皆さま、どうぞお楽しみに。また、残念ながら満席でお越しになれない皆さまは、後日公開

          喪失

          月曜日、親知らずを抜いた。 親知らずを抜くのは二度目だった。四年前に一度、左下の親知らずを抜いたことがあるのだけど、そのときは傷口を縫ったからか、血がなかなか止まらず麻酔が切れたあとは苦しい時間が続いた。頬も盛大に腫れ、外に出るのが億劫になるほどだった。 今回抜くことになった右下の親知らずはその頃にはもう頭をもたげていて、歯医者さんにも「抜いた方がいいよ」と言われていた。しかし緊急性がなかったので放っておいた。それで気づいたら四年。友人と会って食事をしていたら「こないだ行

          モロッコ便り ~遅れてやって来たボトルメール③

          こんにちは、塚本です。 昨年滞在していたモロッコでの日記を掘り起こす、第3回目です。 今回は、靴売りのおじさんの家を訪問させてもらった週末の記録をお届けします。 (①はこちら、 ②はこちらからお読みいただけます。 * 11月23日(土) 靴売りのおじさんが家族に会わせてくれると約束をしていたので、今日は泊まれるようにリュックサックに荷物を詰めて向かった。 おじさんの仕事が終わるまで、いつものように道端に腰かけて道行く人を観察する。そうしていると、一人の男の人が

          モロッコ便り ~遅れてやって来たボトルメール③

          【満員御礼】イベント「こもれびより」Vol.12(8/15)開催のお知らせ ゲスト:翻訳家・平野暁人さん

          【満員御礼】 こちらのイベントは、おかげさまで多数のお申し込みをいただきまして、満席となりました。 たくさんのご応募、ありがとうございました。 8月15日(土)14時〜、およそ半年ぶりとなるイベント「こもれびより」を開催します。 今回はなんと、このnoteという場にて数々の人気記事を執筆されている翻訳家の平野暁人さんをお招きして、翻訳のお仕事のことや語学のこと、はたまた教育のことなど、あれこれとお話を伺う予定です。 翻訳・通訳のお仕事や外国語学習にご興味がある方はもちろ

          【満員御礼】イベント「こもれびより」Vol.12(8/15)開催のお知らせ ゲスト:翻訳家・平野暁人さん

          ○○じしょをみにいこう♪

           状況が落ち着いたかと思いきや、また100人を超える日が続いたりして、まだまだ先が見えない日々が続きますね。  私は仕事柄、もともと英文資料を読む機会はそれなりにあったのですが、この騒動下、これまで以上にその機会が増えました。いかんせん全世界で同時進行している事態なものですから、「他の国ではどうなっているか」に関する情報が求められる、ということですね。  その「仕事」というのは、おおまかに言ってしまえば企業会計や監査に関するものでして、例えば以下のWebサイトに掲載される

          ○○じしょをみにいこう♪

          「名前」を取り戻す

          大学生の時分、僕はTwitterが苦手でした。 「あんな軽々しく言葉を使うもんじゃない!」と二十歳前後の分際で完全におじいちゃん化していたので、今となっては「老害にならなくてよかった…」とひとつ胸を撫で下ろしたいところなのですが、二十歳の僕の直観もあれはあれで正しかった、と、あれから幾星霜、Twitterを始めて二年になる今、思います。 「言葉の耐えられない軽さ(l’insoutenable légèreté des mots)」 と、水林章先生もそのご著書 Une la

          「名前」を取り戻す

          こもれびより ~commoré-biyori~ vol.11「 一語一会 ~言葉の横顔~」(2020/2/22) レポート

          ​ こんにちは。語学塾こもれびの根本です。  2020年2月22日(土)、こもれびよりVol.11「一語一会〜言葉の横顔〜」を開催しました。当日は9名の方に足をお運びいただきまして、おかげさまで大盛り上がりの会となりました。この場を借りて、改めて御礼申し上げます。ありがとうございました。  今回のテーマ「一語一会〜言葉の横顔〜」は、いくつかのきっかけで生まれたものでした。  ひとつは、前回のこもれびよりVol.10「Les Petits Princes〜翻訳の向こう側〜」

          こもれびより ~commoré-biyori~ vol.11「 一語一会 ~言葉の横顔~」(2020/2/22) レポート

          モロッコ便り~遅れてやって来たボトルメール②

          こんにちは、塚本です。 前回に引き続き、昨年滞在していたモロッコでの日々の断片をお届けします。 本題に入る前に少しだけ。 現地の友人たち何人かとは今もメッセージでのやり取りが続いています。 といっても、短い近況報告ばかりですが、時々はっとさせられることもあります。 「元気?最近どうしてる?」 「元気だよ!ずっと家にいるけど」 「ははは、僕も。今は似たようなもんだな」 “今は”似たようなもんだと言われ、あらためて、私と彼らは全然違っていると日々感じていた去年の感覚を思い出しま

          モロッコ便り~遅れてやって来たボトルメール②

          綺麗に終わらなかったからこそ

           「自粛」期間中、どこにも行かず、誰とも対面せず過ごした。その代わり、と言ってはなんだが、友人とはビデオ通話を使い、オンライン上で顔を合わせていた  そんな中、とある友人と話している中で気づかされたことがあった。  その友人というのは、奇しくも私と同じ大学、同じ専攻(西洋哲学)の卒業で(在籍していた期間は被っていないのだが)、平たく言ってしまえば、私も友人も「文学畑」の人間。そして二人がなんとなく似ているのは、「哲学」に対する態度。哲学専攻でありながら、かたや最終的に哲学へ

          綺麗に終わらなかったからこそ

          ほころび

          「人間らしさ」についてまた深く考える時代になりました。 いや、考える人はいつだって考えているのですが、震災、感染症、こうしたカタストロフィを前にして「人間らしさ」や「人間性」についてより一層考えを巡らせるのは世の常です。 人間らしい、この言葉はなぜかポジティブに聞こえます。「人間」というのは本来ニュートラルな言葉であるはずなのに「人間らしい生活」が牧歌的な響きを持つのは、やはり現代を生きる人々がどこか「本来あるべき人間」のサイズを超え出てしまい、今の僕らの姿はなにか人間を通