日経新聞記事「味の素、環境配慮の食品ブランド まずシンガポールで」に注目!
コモンズ30ファンドの投資先企業の記事を基に、どのような取り組みを行っている企業なのかをマーケティング部齋藤が日々ご紹介します。
本日は以下の記事を紹介いたします。
味の素、環境配慮の食品ブランド「Atlr.72」 まずシンガポールで - 日本経済新聞 (nikkei.com)
以下、記事のサマリーです。
新ブランド立ち上げ: 味の素は環境に配慮した食品ブランド「Atlr.72」を立ち上げ、まずシンガポールで月餅とアイスクリームサンドを販売しました。
環境配慮の材料: 新技術で作られた代替材料を使用し、CO2を利用したたんぱく質「ソレイン」や植物性材料を積極的に採用しています。
販売戦略: 鮮やかな見た目や味を重視し、環境面の利点をさりげなく伝えることで、幅広い顧客層にアピールしています。
今後の展開: シンガポールでの成功を受け、米国など他の市場への展開も視野に入れています。
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味の素は、グリーンフード事業を通じて、地球環境に配慮した食材(プラント・細胞・微生物ベースなど)を積極的に採用しながら自然の恵みや美しさを日常の食シーンに取り入れた「新しい食のライフスタイル」を提案する新ブランド「Atlr.72™(アトリエ・セブンツー)」をローンチし、シンガポールを起点に事業展開をスタートしました。第1弾として、2024年8月よりエアベースプロテイン「Solein®」を使用したスイーツをシンガポール高島屋などにて期間限定で販売開始します。
この 「Atlr.72™」は、日本に根付く「二十四節気七十二候」から着想したとのことです。1年を春夏秋冬の4つに分けたものが「四季」、24に分けたものが「二十四節気」、72に分けたものが「七十二候」。七十二候は細やかな自然の移ろいに目を向けた暦で、鳥や花、天気などの様子で季節を表現しているのが特徴です。
大切な人や未来の子どもたちのために、人と自然がより良い関係を築けるようにという想いを込めて、30~40代の子育て家族および環境問題への関心が高く発信力のあるZ世代(特に20代女性)をターゲットとし、製品展開と併せてSNSなどを活用した情報発信を行います。
今回の味の素の取組みは、おいしさ・見映え・値ごろ感を一番に考えた製品に、健康や地球環境などにも配慮した原料・素材を使用することで、より幅広い層に「新しい食のライフスタイル」提案をお届けできるのではないかという仮説に基づいているとのことです。今後はこのビジネスモデルを他の国・地域にも展開していくとのことで、味の素の新しい調整に期待しています。
※文中に記載の内容は特定銘柄の売買などの推奨、または価格などの上昇や下落を示唆するものではありません。