【顧問インタビュー#6】地道な努力こそが企業を成長させる|石曽根顧問の教え
はじめまして。
顧問バンク運営事務局です。
顧問バンクでは、企業様と顧問様をマッチングするプラットフォームサービスを運営しています。この度、登録顧問数は9,500名を超え、より多くの方々にご利用いただき、ビジネスの発展に役立てていただいています。
しかし今までは登録いただいている顧問様を知っていただく場をご用意できていませんでした。そこで、改めて登録顧問の方々の魅力や実績をより多くの方々に知っていただきたいと考え、直接顧問へインタビューを行い、その内容をご紹介していくことになりました。
今回は、当社の顧問として活躍する石曽根顧問にインタビューを行い、その豊富なキャリアと経験、そして顧問バンクでの実績についてお話を伺いました。石曽根顧問の視点から見た成功する企業の特徴や、これまでのキャリア、顧問としての役割、さらに企業成長のためのアドバイスを深掘りしています。
企業の成長と成功を目指す方々にとって、必読の内容となっています。ぜひご一読ください。
01. これまでのキャリアについて
Q.これまでのご経歴について教えてください。
コニカミノルタ社での営業は、主にフイルム、カメラ、写真現像器の販売を中心に携わってきました。 特にカラーフイルムは、当時フイルムカメラの全盛期で、遊園地、駅の構内のJR、私鉄の売店、野球場や、観光地の大型土産物店で販売しておりました。
その関係で遊園地や野球場や電鉄の親会社は、大企業が多く、そういった会社のトップとも面談出来る立場にありました。
カラーフイルムは、建設現場、警察、学校等の公共団体、撮影会や写真コンテストを採用する有名神社、仏閣、保険会社の営業の方々が話しのきっかけに写真コンテストの話題を使う等、神社仏閣に管轄する公共団体の責任者や保険会社のトップとも商談をしていました。
また、本来のカメラ店営業では、大型チェーン店、家電店のトップとも商談の機会が多く、家電店の多くは大きく発展されて、今でも世話になっているトップの方々も多いです。
こういった話しは、一部ではありますが、フィルムという様々な場所で販売される商品を扱う中で、こういった幅広いお客様との繋がりが形成され、それが現在の顧問としての支援に大いに役立っています。
Q.現在どのような仕事をされていますか。
63歳でコンサル会社(個人事業主)を開設して以来、現在に至るまで顧問業を継続しています。 その間、大企業の社外監査役や人材系の定期顧問(週2回)、印刷会社の役員、自動車販売会社や物品販売会社の定期顧問(週1〜2回)しながら、人脈紹介の顧問も少しずつ増やしていき、社外監査役を退任した68歳から本格的に顧問業に力を入れて今日に至ります。
営業時代の法人顧客の社長、役員の方々との人脈を築き、また、生産部門の経験から労働安全衛生、品質管理、CSR等の実務を経験しました。この様な経験と知識が、現在の顧問業に大変役立っています。
02. 顧問バンクについて
Q.特に印象に残っている支援を教えてください。
H社への支援です。 某大型家電量販店の社長とお話をしている時に、軽トラの配送力が足りていないという話題になった事がありました。
その時、以前、顧問バンクのサイトに掲載されいたH社を思い出し、H社の社長に、すぐに「あなたのような会社を必要としている企業があるので、一度会ってみませんか」と連絡を入れ、直接会って詳しく話を聞きました。
H社を起業して10年ほど経っており、これまでに様々な課題に立ち向かい、沢山の壁を乗り越えてきたということが、すぐ理解できました。
この会社なら某大型家電量販店に紹介出来ると思い、某大型家電量販店の社長のところに一緒に行きましょう」と提案しました。
H社の社長は大変驚かれていましたが、早速1〜2週間後にアポイントを取り、当日までに商談の流れも指導をしました。
某大型家電量販店社長との面談の当日。彼は緊張で指導したことを何も言えなかったのですが(笑)、私から「10年間オーナーとしてやってきて、多くの苦労を乗り越えてきた。この彼なら信用して任せられる」と伝えたところ、社長の「よし、やろう!任せよう!」の一声でこの商談が決まりました。
その場で直ぐに流通センターの責任者に会いに行きなさい!と言われ、流通センターの車を手配してもらい責任者に会い、トントン拍子で取引が決まりました。
実際に業務が始まりましたが、H社の仕事ぶりは非常に優秀でした。品質が非常に高く、大きなクレームが全くないという素晴らしい実績を重ねました。そのため、最初は月、数百万円だった売上が徐々に拡大して、現在では数千万円になっています。
その後、製薬会社ともお繋ぎし、調剤薬局への配送業務も決まりました。関東圏からスタートし各営業所から調剤薬局へ届ける仕事です。
こちらも最初は少ない売上高でしたが、仕事の品質が良く、直ぐに信頼され、徐々に売上が増えています。まだ数営業所の仕事量ですが、1年後には年間で億単位の仕事量になる見込みです。
関東圏の東京エリアだけでこの数字ですから、数年後の売上高は楽しみです。
いくつかの企業をお繋ぎする中で、「石曽根さんの紹介じゃなかったら断っていた」という言葉をいただいた時は、大変驚きました。
私の人脈を通じて大きなビジネスを生み出せたことは、今では私自身の励みにもなっています。
03. 顧問バンクを利用されている企業へ向けて
Q.ビジネスを成功させるためのアドバイスはありますか?
責任感と謙虚な姿勢を忘れずに。
どんなに大きな会社に成長したとしても、謙虚な姿勢を忘れてはいけないと考えます。これまで多くの努力を重ね、一生懸命に取り組んできたことは理解できますが、成功を手にした後でも上から目線になったり、片手間で仕事をすることは避けるべきです。
謙虚さを保ち続けることは、長期的な成功と持続可能な成長を支える重要な要素です。 特に、創業当時の苦労や困難を忘れずに、常に謙虚な姿勢で業務に取り組むことが大切です。
大企業ですと、担当者が会社の代表としての言動、強い目標遂行精神が大切です。 社員や取引先との信頼関係も、強い実務遂行精神、責任感、謙虚な気持ちから生まれます。
Q.顧問としてのご経験から、成功している企業の特徴を教えてください。
正確な目標設定と、それを遂行するPDCA実践能力です。
成功する企業にはいくつかの共通点があります。まず、明確な目標を設定し、それを達成するための具体的な実行計画を持っていることが挙げられます。
例えば、ある企業では、長期的な目標を明確に設定し、半期、四半期、月毎の具体的なを計画しています。
その計画を同様な期間でレビューしていくことにより、目標、計画が希望的観測に終わらず、企業全体が組織的に力を発揮し、成果も確実な物になっていきます。
04. 顧問バンクに登録されている顧問へ向けて
Q.顧問として案件を獲得するために大切なことは?
スキルと人間性です。
顧問としての案件を獲得するためには、まずは自分のスキルや人間性を顧客(雇用する会社)に理解してもらうことが重要です。
顧客(雇用する会社)は顧問のスキルだけでなく、人間性、特に契約内容に対する責任感(遂行能力)を重視します。
高い専門知識と経験を持っているだけなく、顧客(雇用する会社)とのコミュニケーションも大切で、自分の経験や何が出来るのか、この人と契約すると必ずやってくれる、と感じて頂く事が大切です。
最初から長期の固定の契約を求めるのではなく、まずは短期の契約期間に成果を一つひとつ積み上げていき、信頼関係を築いていく。このようなアプローチにより、顧客は顧問のスキルと仕事遂行能力を理解し、長期的な契約へと進展する場合も多いです。
私自身はこれまでに30〜40社と契約してきました。多い時は月7社ほどの会社と契約した事もあります。
登録してすぐの頃は、殆どの問合せ会社様と実際にオンラインで面談しましたが、案件が多くなってきてからは条件をご提示させていただいてお話をさせていただきました。
登録して間もない顧問で時間が作れる方であれば、多くの企業とマッチングすることが出来ると思います。
Q.顧問として良い仕事をするために大切なことは?
顧客との契約内容に対して強い遂行責任感を持つ事です。時には、契約内容以上の仕事をする事も大切です。
お客様の売上げ実績に結びつける努力をする、そして信頼関係を築くことが必要です。
大きな案件を獲得するためには、一度の訪問では難しいことが多いため、複数回足を運び、誠意を示すことが求められます。こうした地道な努力と継続的な取り組みが、最終的に大きな成果を生むと考えています。
04. 石曽根顧問自身について
Q.今後の目標を教えてください。
今後の目標は、顧問を務める企業の繁栄を支え、社長の期待を超えるサポートを提供することです。特に上場を目指している若い経営者と共に新たな挑戦を続け、私個人はこの先10年間は人格向上に努めて社会に貢献できる人を目指していきたいと考えています。
今後一緒に働きたいと考えている人物は、情熱的で高い目標を持ち、実行力があり、創業当時の謙虚さを持ち続ける経営者です。
大企業の営業、企画の担当者の皆様は、会社の代表者として責任感の強い人と仕事がしてみたいです。
社会や顧客に支持される企業の成功を支えることが、私の強い想いであり、その実現を通じて、さらなる自分自身の成長を目指していきたいと考えています。