本好きの読書感想③【空飛び猫シリーズ】
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「私はこの屋上庭園でひなたぼっこをしながら、
この子がお前たちと一緒に、自由に空を飛びまわっている夢でも見るわ。
それが私にとっての幸福というものなのよ」
72p( CATWINGS RETURN )
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猫、可愛い。
表紙を見て、すぐに手に取りレジへ向かったのは猫好きなら誰でもわかると思う。(村上春樹訳っていうのもクリティカルヒット)
やわらかくて優しい。
そこに少しの冒険とその危険をスパイスに、子供たちの巣立ちを描いたストーリー。あとがきにあったように「小さな子供にそっと優しく話しかけるようにー」というのは本当にぴったり。
もう本当に可愛いです。
翼の生えた4兄弟の冒険。
ちなみにジェーン・タビーお母さんの気高さと優しさはまるで崇高な女神(猫?)そのもの。猫は気高く誇り高い生き物なんだって、すぐその可愛さに目が眩む私に教えてくれた、本当に綺麗で強くて素敵なお母さんです。
英語の翻訳本でもあり訳者村上春樹の翻訳解説(みたいなもの)が巻末載っています。
これも英語を勉強する人だと結構面白いと思う。
猫語の英訳についてのあれこれも「おおー!」って感じで凄くふむふむ、ってなります。
もしも私に子どもがいたら一緒に声に出して読みたいなあって思えるとても素敵な絵本。
外は中々行きづらいこんな時に一緒に「音読」するのは楽しい時間になりそうです😊🎶
余談。
未だに犬猫マッチは私の中で決着が尽きません。どっちも飼いたいのに飼ったことがないから、ほわほわ可愛い妄想しか出来ずにおります。
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