夏のホラー淫ク☆リレー企画2022 11日目【招き神】設定や裏話
この記事では夏のホラー淫ク☆リレー企画2022の11日目に公開した動画、招き神の設定や裏話ついてご紹介します。本動画に関するネタバレがあるので未視聴の方は注意してください。
あらすじ
立教大学のオカルト研究部のメンバーの上華・赤沼・勇作・鴻野達はとある祠の噂を聞きつけ調査を開始する。その祠に赴く際にこんな話を聞いた。どうやら後日大学の屋上でイベントが行われるとのこと。どんなものなのか気になるが、一先ず彼等は祠について調べた。しかし成果は出ず、後に上華が文献等で調べるものの大した情報は得られなかった。そして彼等は例のイベントに参加するのだが、その屋上の会場で彼等は悲劇に見舞われることになる。
事件の経緯
今回の事件の元凶は屋上で上華達が遭遇した摩多羅神という神である。摩多羅神というのは謎が多い神であり歴史と共に解釈が変化してきた。摩多羅神は北斗七星及び星の神、芸能の神、後戸の神…といったようにその他にも様々な神であると言われている。
この世界での摩多羅神は祠で祀られていたが、時代と共に人々から忘れ去られ信仰心を失い、力を取り戻すために人々を喰らったという設定である。実際に摩多羅神は江戸時代に邪教として弾圧されたとも言われている。
何故突然摩多羅神は現れたのか。何故立教大学が標的にされたのか。実はオカ研が来る前にも、立教大学の学生の一人があの祠に接触してしまったためである。オカ研が来たときに何も起こらなかったのは、既に人が訪れて事が起きていたからだ。その学生が接触して、沢山の人がいる立教大学という存在を摩多羅神は知り、立教大学を標的にすることにした。そして、立教大学に噂やイベントの情報を流すことで認知を広がせて、形としての存在を保てるようにはなったのだ。
しかし元々信仰心を失っていたので思考は暴走、ただ力を取り戻したいが為にあのような空間を造り、人々を連れ込み喰らったのだ。
本リレー企画で注目されている遠野。この動画「招き神」にも登場するが、彼の仕業では全く無い。彼は摩多羅神の噂とイベントの関係性について知っていただけであって、唯一していたのは催促だけである。
また、彼は摩多羅神による誘導の影響を受けておらず今回の事件の被害者にはならなかった。行方不明者情報にも遠野真淙内の名前は載っていない。
事件の後、上華は様々な悪霊や怪異から人々を守るために修行、霊媒師となった。怜という弟子も引き連れて除霊や退治を行っている。しかし摩多羅神は暴走している上に余りにも力が強くなりすぎて太刀打ちできない。復讐出来ない、彼女に笑顔は戻らない。
様々な裏話
今回の物語は先程述べた通り摩多羅神が元ネタですが、そのモデルは東方projectの摩多羅隠岐奈をもとにしています。画像で見れば一目瞭然です。扉は崩れ肌は真っ青で、最早神の威厳が微塵も感じられない程酷い見た目となりました。
また二童子も真っ黒に塗り潰されて、竹も持っていません。童子自体も不完全状態であることを示してます。
上華が祠を訪れる際に所持していた宇治の御札。これも東方projectのネタであり、JOKER姉貴の演じていたキャラ「宇治の橋姫 水橋パルスィ」から来ています。
エレベーターに人が多く集まっているシーンで流れる曲。この曲は「不穏な空間」と言い、原曲は星のカービィロボボプラネットのL86。私コマンドしゅうが編曲したものになります。カービィでは異空間で流れる曲となります。本動画でもエレベーターで屋上に上がった先は摩多羅神が作り出した言わば異空間。そういった点でこの曲を編曲し、流しました。
屋上に置かれていた金の拓也像。最早不気味さMAXだけど一応ちゃんと摩多羅隠岐奈としての関連性はあります。とある世界では拓也と隠岐奈が熱いバトルを繰り広げてたり、ある世界では隠岐奈自身が拓也のような怪文書を作ったり。別世界線の記憶がこの摩多羅神に流れ込んだのかな?(適当なこと言うな)
上華と怜の会話シーンでの背後にある様々なポスター。これは私のシリーズと、私が特にお気に入りなbb劇場をいくつかピックアップしました。順に淫夢怪奇譚、戦国時代にタイムスリップした先輩、怪談飴玉袋、先輩を生かそうとするSIKとなってます。どれも名作となっております。(しかし先輩を生かそうとするSIKが消されてしまったのは驚きました…。)
動画制作について
本動画の制作に要した期間は一ヶ月です。AviUtlで作り上げた立体空間やそこでの一人称視点の映像に多くの時間をかけました。特に屋上の空間は桁違いで、レイヤーを80程使うことになりました。メッセージウィンドウや音声、人物も入れて100レイヤーに達しましたね。正直言ってバカです。ですが良い演出を作り上げることが出来ました。
最後に
以上で夏のホラー淫ク☆リレー企画2022 11日目【招き神】の設定や裏話についての記事は終わりです。最後まで読んで頂き有難うございました。
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