もう人の話に振り回されない!!熱い話こそ冷静に聞くべき理由
ボクも熱い人は好きです。
仕事でもなんでも、夢中になっている人だけが放つ輝きは素晴らしいものがありますよね。
しかし、個人的には「熱い話をするだけの人」とはビジネスを共にすることはありません。
相談者さんの言う「振り回されている」状態に陥ってしまうからです。
真に熱い人と熱い話をするだけの人は似て非なる存在
これまでさまざまな方と仕事を共にしてきて、「真に熱い人」と「熱い話をするだけの人」は、まったく別だと気がつきました。
一体、何が違うのか?
真に熱い人にあって、熱く話すだけの人が持ち合わせていないものを3点ほど紹介します「なんだか、熱い話に振り回されているかも…」と感じている方は、次の3つのポイントを注意深く見てください。
自ずと、「真に熱い人」なのか、「熱い話をするだけの人」なのかがわかるようになります。
真に熱い人だけがもっている3つのポイント
① 具体性
話が具体的であるかどうか?言い換えると、夢を具体的なスケジュールに落とし込めているかどうかです。
つまり、熱い話を5w1hで話せているかどうかがポイント!
熱い人は往々にして、語り口調が熱いものです。しかし、具体性が無いとプロジェクトや仕事は進みません。
ボクは熱く語り合った翌日、冷静に具体的な話ができない人と仕事で組むことはありません。
なぜなら、熱く話すだけの人は「熱い話をする」が目的になっていて、夢の実現までエネルギーが残っていないケースがあるからです。
② 継続力
熱い話をするだけの人がもつ特徴によく見られるのが「熱しやすくて冷めやすい」です。
「熱しやすくて冷めやすい」ことが「悪いことだ!」と言いたいわけではありません。ボクにもそういう面がたくさんあります。
とはいえ、仕事に関しても「熱しやすくて冷めやすい」だと、困ることがたくさん出てきます。
やはり、何か一つでもコツコツ継続している人の方が、熱い話を「話だけで終わらせない力」をもっているもの。
なぜなら、継続とは自分自身との約束を守っている証だから。
自分自身との約束を守っていない人は、他者との約束も守らないのが普通です。
熱い人がもつ、一気に最高峰までエネルギーを放つ力には魅力を感じています。しかし、ビジネスを共にするなら継続力の有無を重視した方が、長くいいおつきあいができる可能性が高い。
もちろん、熱くて継続力もあるなら最高ですね。
③ 自分の望むこと、やれること、やれないことに対する理解力の有無
すごく乱暴に言えば、「熱い」というのはバカの証拠です。
いろいろなことがわかっていないからこそ、胸を熱くして突っ走ることができるのです。
ホント「知らない」のは無敵です。
だから、ビジネスはバカじゃなきゃスタートさえできないことが沢山あります。
しかし、同時に冷静さも必要です。
自分が何を望んでいるのか?
顧客は何を望んでいるのか?
その願望の実現にはどんな知識や人脈、予算が必要なのか?
あらゆるものごとを理解し、冷静に選択していかなくてはいけません。
バカでなきゃいけないし、理解しながら冷静な選択も必要。
この辺のバランスは見極めが難しいと感じることも多々あります。
大切なのは、熱く語ってくれる人と対話を繰り返すことです。
相手が何を知っていて何を知らないのかを、自分自身が理解していく必要があります。
お酒の席での熱い話にはご用心
真に熱い人と熱く話すだけの人を、明確に分けることなんてできないのかもしれません。テーマやタイミングによって、人はどちらにも転ぶことがあるように思います。
ただ、ボクには心に決めていることが一つあります。
それは「お酒の席で語られた熱い話は、一切記憶に残さない」こと。
熱いビジネスの話こそアイスコーヒーでも飲みながら、質問しつつノートにメモを取りながら聞く。これがボクのスタンスです。理由はとてもシンプルで、お酒の力を借りた熱い話なんてすべて幻だと思っているから。
まとめ
熱く語れる人は、自分の夢に人を共感させる才能があります。
しかし、その才能を持ち合わせている人たちは、「他人の気持ちに共感するのが苦手」な人が多かったように思います。
また熱く語る才能をもっていても、実現のための行動が必ずしも伴うとは限らないものです。
夢を語ることはとても大切です。
しかし、それはあくまでも出発点。
やはり実務あってこそのビジネスだと思います。
相談者の方と同じような気持ちを抱いている方は、「好き‼」という気持ちを大切にしつつ、冷静に対話してください。そうすると、相手の本気度がわかり「振り回されるように感じる」という感覚はなくなってきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。