組織にルールが必要な理由!【実録】ルールは継続力を生み出す
「とにかくルールを増やしたくない」
「自分がルールに縛られるのが嫌いだから、社内にもルールを増やさないようにしている」
このようなことをボクに言った経営者さんは少なくありません。
一見素敵に聞こえる考えですが、ルールがないことが本当にその会社でで働く人々、そして組織にとっても良いことなのでしょうか?
過去にボクが見てきた会社において、ルールが少ない会社の経営層はみんな苦しそうにしていました。また、決して働く人々も良い状態とは言えなかったように思います。
「ルールは少ないほうがいい」は「会社をダメにするルール」
「ルールは少ないほうがいい」というのは、ボクからしたら「会社をダメにするルール」なのです。ルールをつくらないルールと言えば伝わるでしょうか?
ボクの意見としては、ルールはその事業規模に合わせて適切な数だけ必要です。
少なすぎてもダメ、多すぎてもダメ。
ここでボクのルールに関しての考えを、リーダーシップ・プログラムのクライアントに送ったログから引用してみたいと思います。
ルールの必要性と有効的な活用方法
組織にルールが必要な理由
従業員数が増えてくると、モノゴトを異なる見方をする人が増えてきます。そのため、誰かにとってはどうでもいいことが、誰かにとっては大問題だと感じることも出てくるのです。
そのようなときに、経営者や店長のワンマン采配だけでは、リーダーに負担が大きくなってしまう。
リーダーを守るものこそルールなのです。また、ルールを用いて貴社が大切にしていることを教育するためにも必要です。
ルールを決めるときのコツ
ルールを決める時は、①顧客 ②従業員 ③会社 みんなが幸せかどうか?
豊かになれるかどうか?について話し合うことが大切です。
また、ルールは変更可能なものだと覚えておいてください。ちなみに、ルールを決める時は必ず破った場合に課せられるペナルティが必要です。
ルールを適用させるときのコツ
ルールが決まったら必ず書面化しましょう。そして、ルールを実施しはじめたときには、3か月間はとにかく徹底してください。ルールは悪気なく破られるものです。
最低限のルールを決め、守らせる3つのメリット
人間関係が悪くなりにくい
「何をしたらいけないのか?」がわかっているから、働きやすい職場となる
人が育ちやすい
クライアント(経営者)の生の声を聴いて
このログを送った経営者さんに先日「最近、会社としても少しずつ継続力がついてきたんですよ!耳の痛いことを言ってくれる田口さんには感謝しています」と言われました(笑)
本記事の読者の方も、もし「自分がルールに縛られるのが嫌いだから、社内にもルールを増やさないようにしている」のであれば、それもひとつのルールだと認識してください。
そして、ルールが不必要な組織は、一人ひとりが独立している状態でつながっているものです。でっ、それって組織(チーム)とは呼びますか?という問題があります。
良い仕事をするにも、良い組織を創るにも適切なルールは必須です。
ぜひ「ルール」を上手に活用し、成果の出る組織を構築していきましょう。
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