#65 心の中に近藤真彦を宿す〜ICT推進はギンギラギンにさりげなく〜
どうも。こみっくです。
お正月の昼下がり。
娘が昼寝をしたのを見て妻に許しを得てサウナへ。
イイ感じでととのっていたら「あ、この記事書きたい。」と思い急遽マクドへ。
お正月というだけあって店内は賑やか。
子連れの家族、カップル、久しぶりに会った同級生であろうグループ…。
そんな中で僕はこの記事を書こうとしている。
いつもはホーム感にあふれるマクドだが今日はなんだか肩身が狭い。
まあ、気にせず筆を進めることにしよう。
今回は僕が大切にしている「近藤真彦思考」について紹介しよう。
この考え方は最強の思考法だ。
あなたがICT担当や研究担当で校内にICTツールを導入したい時に大切にしたい考え方だ。
もう一度言うが、サウナでととのった勢いでこの文章を書いている。
サウナ1ターンで切り上げるほどこの記事書きたいと思ってしまったのである。
このあたりを考慮?して読んでいただけるとありがたい。
①近藤真彦という男
そもそも、近藤真彦を知っているだろうか。
今の若い人たちからしたら「だれ?」となるかもしれない。
近藤真彦については以下のリンクを参考にしてもらいたい。
(ウイキペディアですみません)
この男、歌手である。
彼の代表曲に「ギンギラギンにさりげなく」という歌がある。
これだ。
これである。
「ギンギラギンにさりげなく」こそが最強の思考法である。
②ギンギラギンにさりげなく
この歌のサビ部分の歌詞である。
どういう意味だろうか。
僕にはその意味が分からない。
「ギンギラギンにさりげなく そいつが俺のやり方」
どんなやり方?
「ギンギラギンにさりげなく さりげなく生きるだけさ」
どんな生き方?
どんな歌やねん。
と、昔は思っていた。
この曲のテンポの良さ、近藤真彦の絶妙な音程。
カラオケで歌うと間違いなく盛り上がるこの曲。
あえて言おう。
これは実は全国のICT推進担当に送る歌であると。
③近藤真彦思考とは
本題に入ろう。
近藤真彦思考とはこの「ギンギラギンにさりげなく」に基づく考え方である。
この考え方を学校現場に置き換えてみる。
例えば、校内でCanvaをガンガン使っていきたい、としよう。
そこで文字通り「ガンガン行こうぜ」のドラクエ思考でいくと大抵うまくいかないことが多い。
Canvaの魅力や推しポイントを伝えようとすればするほど、あなたの熱量は高まっていくことだろう。
なかには「おお!すごい!」と一緒になって使おうとする人が出てくるかもしれない。
しかし、悲しいことに熱量をあげればあげるほど、反比例するように急に出てきたCanvaという横文字を嫌う人もでてくるのだ。
そうなってしまうと、校内でICTを推進する立場としてはしんどい。
では、どうすればいいか。
ここで近藤真彦の力をかりよう。
「ギンギラギンにさりげなく」である。
この思考法は自分の熱量をできるだけ抑えることが肝である。
まさに「さりげなく」だ。
ただし、ICTを推進したいという熱量をなくすわけではない。
自分の心の内に秘めておくのである。
先ほどの例で考えよう。
Canvaを校内で広めたい時に近藤真彦思考を使ってみる。
例えばこんな取り組みができそうだ。
・忘年会などのチラシをCanvaで作って配布する
・職員会議の提案をCanvaのスライドを使う
・教室で使う給食当番表などをCanvaで作成、学年で共有する
といったところだ。
おわかりだろうか。
大事なのは「Canvaめっちゃええですねん」ということを前面に出さないことだ。
さりげなくCanvaを差し込んでいるだけである。
忘年会のチラシを見た先生が「これどうやってつくったん?」と聞いてきた時に「これ実はCanvaといって…」と返していけばいい。
そこから「あらやだ便利」となる体験を多く増やしていく。
「ギンギラギンにさりげなく」な近藤真彦思考を持っておくか否かであなたの仕事は大きく変わってくるだろう。
④おわりに
気づくとマクドの窓から夕陽が差し込んできた。
ここまで勢いで書いてきたが、いかがだっただろうか。
この近藤真彦思考はICT推進のみならず、すべての「推しを広めたい」時に活用可能な思考法だ。
「ギンギラギンにさりげなく」
この歌詞にはこんな大きな意味があったなんていったい誰が考えただろうか。
ちなみに、僕が校内でCanvaを広めたい時にこの思考法を使ってじわじわとCanvaを広めていった。
その甲斐もあってか今やCanvaのホワイトボードを使った校内研究会がスタンダードになった。
ICT推進を進めたい担当の先生方はどうか焦らないでほしい。
この近藤真彦思考を使ったICT推進は時間がかかるものだ。
しかし、「ギンギラギンにさりげなく」というマインドはきっとあなたの世界を変える…かもしれない。
余談だが、以前この内容に似たツイートをした。
その際、神奈川県でCanvassadorとしてご活躍されている成田先生も同じような思いを持ってらっしゃることがわかった。
正直、かなり嬉しかった。
それでは、また。