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どこかで誰かに大切にされていたものたち
今日はバレンタインデー。
あちらこちらでチョコレートの画像を目にしております。
2月ももう半分がすぎ、この日曜日からはジェイアール京都伊勢丹での久しぶりのイベント出店でワクワクしています。
先日お客さまとメッセージのやり取りをしていて改めて感じたこと。
古い物に日常的に触れているのですが、
それぞれ元々は誰かの手元で大切にされてきた物たちなわけです。
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表紙を開いたところにラベルが貼られていて、
1921年ごろに、どこかの学校へ寄贈されたのだなと分かるようなことが手書きで記されていたり、
時には誰かが誰かにプレゼントで贈った本だったり。
たまに古いポストカードもお店に置いたりするのですが、
手書きで小さな白い背景にめいっぱい書かれたメッセージ。
この範囲では全然足りない!そんな書ききれない想いが伝わってきます。
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本もポストカードも食器や家具も、最初に手にした人たちは100年くらい後にアンティークになり、まさか海を渡って違う誰かの手元に届き日常に溶け込んでいたり飾られたり、ディスプレイとして活躍したりするなんて思いもしてないですよね。
誰かの大切だったものが(そうでもなかったかもしれない物もあるかもしれない)こうしてまた違う誰かが残していく。
素敵です。ただただ素敵です。
手書きのポストカードを見るといつも、
手紙長いこと書いてないな~
手紙久しぶりに書こうかな~
なんて思うのですが、とても便利になりすぎた今、
ついついメールやメッセージアプリで済ましてしまうことが時々悲しく思えてきます。
あ、実際は悲しいと思いながらメールやメッセージを送ることはありませんよ。
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こちらはエディンバラのMackenzie and Storrieという会社が1920年代初めの頃に製造していた『紙』のドローイングスケール。
外の箱は経年劣化で痛みも多少ありますが、中身のスケール自体は状態からしてあまり(ほぼ)使用されていない感じでした。
会社の倉庫から出てきたのか、誰かが使う予定で購入したけど使わずしまっておいたのか。
当時のこの紙のスケールがどのような日常に置かれていたのか想像すると楽しくなってきます。
そして、どの商品もそうなのですが、ほんとうに100年以上だったり、何十年も経った今、こうしてこの状態で残ってくれていること自体が尊いです。
これからも大切にしていきたいですね。