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心理系大学院予備校を比較してみた

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心理系大学院予備校の授業料は数十万円と安くありません。しかも前金制。入学してしまってから後悔する前に、それぞれの予備校のいいところ、課題を把握してから決めたいところです。
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記事一覧

心理系大学院予備校選び①(9つの着目点)

社会人は効率重視すべし  そもそも予備校に行くべきか、の議論がある。後ほど詳細は述べるが、いわゆる「予備校」(受験の有償サポート)の費用は、オンラインで個人が実施している数千円レベルから、大手予備校の¥60-70万レベルまである。  私の場合は心理学部出身でないので、心理学のどこが入試頻出か否かの勘所がまったくなかった。その状態を1年で大学院に合格するレベルに引き上げようというのだから、短い時間で効率よく学ぶ方法を知ることが重要である。  勉強し始めのころにネットで検索

心理系大学院予備校選び②(河合塾編)

学費を払いこんでしまう前に  「心理系大学院予備校選び①」でお伝えしたように、心理系大学院受験予備校はそれほど選択肢はない。「心理学初心者の中高年を合格させてくれるところはあるのか」と、いくつかの予備校に連絡を取ったり、訪問したり、オンライン相談をしたり、動画サンプルを見たりした。  今にして思うと、院試自体の正体がわかっていないのに、“素人判断”で予備校に数十万の受講料を事前に振り込むというのは結構無茶だった。通常それくらいの大金の買い物であれば、ネットや知人などにいろい

心理系大学院予備校選び③(日本編入学院編)

社会人の院試を推奨する予備校  「お年を召した方の受験は厳しい」という、問い合わせたファイブアカデミーからの回答にがっかりした私が見つけたのが日本編入学院である。名前も聞いたことなく、風変わりな院名だったが、この学院長の「学び直しはいつからでもできる」という姿勢に共感した。ファイブアカデミーの回答にやる気を削がれていた私は、我が意を得たり、と嬉しくなった。さらに という言葉は私の根底を覆した。 「そうだ、臨床心理士を目指そう。」 この歳で臨床心理学を深く学ぶことにした動機

心理系大学院予備校選び④(ファイブアカデミー編)

参考書の質は高い  ファイブアカデミーは、昔大学受験の時にお世話になった添削のZ会が開講している心理学に特化した通信型予備校だ。時間が限られる社会人にとって、通信動画だけで学んだり、添削もしてもらえる講座はありがたい。ユニークなことに放送大学大学院受験に特化した講座もやっている。  ここが出版している参考書は質が高い。参考書の稿で詳しく触れるが「心理学キーワード&キーパーソン事典」や「臨床心理士対策テキスト&予想問題集」などにはとてもお世話になった。院試対策では河合塾KAL

心理系大学院予備校選び⑤(プロロゴス編)(追記2024/05/12)

※追記情報「面倒見の良さが評判」は一番下↓ 山崎有紀子さんで有名なプロロゴス  プロロゴスは、心理系大学院受験よりも公認心理師試験対策で知っている方も多いと思う。昨年までYouTubeでは、公認心理師の受験資格が経過措置期間で、Gルート(ざっくり言うと、心理職に関する職務に就く現任者であれば、卒業学部や大学院は問わないで試験が受けられる)の受験者バブルが沸き起こり、猫も杓子も「公認心理師対策」をやっていた印象があった。公認心理師の試験範囲は心理系大学院の受験内容と概ね重複

心理系大学院予備校選び⑥(穴場編)

 よほど予備校選びで痛い思いをしたのか、ここまで予備校選びだけについて、5稿も書いてきた。最後にほとんど知られていないが、どの予備校よりも安いがその割に効果の上がる“オンラインサロン”をご紹介する。 院試受験生の“隠れ家”「さいころじかる」  私がこのオンラインサロンを知ったのは、メルマガだった。日本編入学院に入って受験勉強を始め3ヶ月ほど経ち、心理学が少しずつ理解できてきた一方で、試験対策がまったく示されないことに不安を感じていた。そんなとき「心理系大学院 過去問」と検