空気感【旅の匂い】
おはようございます。
【書くンジャーズ】木曜日の女
よーこさんです。
今週の書くンジャーズのお題は、
【旅の匂い】です。
旅といえは、海だった。
ダイビングが楽しかった。
自分を解放出来るのは、
海の中の浮遊感だったからだ。
南の暑さやラテンな空気感も好きだった。
お母さんでも妻でも先生でもない私に
戻れる場所が海だった。
だから、沖縄ばかり行っていた。
そこには潮の香りがあった。
でも、
イタリアに行ってから変わった。
歴史的な建造物や
日本では味わえない空気感。
異国の文化に触れる楽しさを知った。
どの国の英語もその国の訛りがある。
英語そのものを使えるわけでもないのに、
国が変わると感じる訛りの変化。
忘れていたEnglish への思いが溢れてくる。
私も遠いところへ
知らない国へ行ってみたい。
少女のように夢想する。
◇
アメリカへ行った。
娘に会うため。
でも、
若い時、憧れていた夢のカリフォルニアに
ワクワクした。
カナダへ行った。
息子に会うため。
でも、
初めての2週間もの外国での生活に
ドキドキした。
チェコへ行った。
共産主義の負の遺産を感じつつも
美しい歴史的な建物に魅了された。
シンガポール、インドネシア、ベトナム、
台湾、などのアジアの国。
お約束のグアムやハワイ。
どの国も素敵で、もっと味わいたい、
もっと時間をかけて、ゆっくりと、
過ごしたいと思った。
暮らすように旅したい。
◇
今回のテーマは、「旅の匂い」だ。
匂いをすごく意識することはないけど、
「空気感」ということの中に、
匂いという要素は必ず含まれている。
匂い、香りも含めて、その土地ごとの
空気感がある。
湿度や色、音、
建物の雰囲気や道の煩雑さ、看板の様子、
売ってあるもの、
そして、
人々の人に対する感じ、言葉、
どれも欠かせないその土地の空気感だ。
どんなにネットに情報が溢れていても
やはり、そこに行かないと感じられないもの
その空気感を味わいたい。
◇
最後の旅に出かけてから、少し経った。
そろそろだと、
身体の中からささやく声がする。
ふわりと香る匂いを感じる。
そろそろだ。
《この写真は、ベトナムのホイアンの街並み》
《表紙の写真はダイビングしてるよーこさん》
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