ただの日記 #4 書けない
変化がない。
驚くほど変化がない。
毎日8時にアラームが鳴って、唸りながらごろんごろんしてスマホを眺めていると、あっという間に9時を過ぎていて、無に近いいちにちのやる気を絞り出して1階に降りてくる。コーヒーを入れて、適当にパソコンを開いて、適当に逃げて、4本指で Chromeと一向に進まない企画書を往復して、夜になって適当に店じまいする。自粛期間の唯一の変化は、筋トレとヨガが楽しくて習慣化したこと、ガジュマルとブルーベリーとトマトを今のところ枯らしていないこと。
自分なりに、騙し騙し色々試行錯誤してる、つもりではある。
めちゃくちゃ上昇志向のバリキャリになったつもりで仕事すれば捗るんじゃないかとか、学校チャイムのアプリを入れてみて50分(小学校のサイクル)は絶対集中すると心に決めるとか、書きたくない書きたくないと逃げているけど、じゃあ一切の創作が禁じられた世界に住んでいるとしたら死ぬほど書きたくなるんじゃないかと思って、1日脳内で架空世界の住人になってみたりとか、Netflixで「Selling Sunset」(ハリウッドの馬鹿高物件をセレブに売り捌いていくセレブ営業ウーマンたちのやつ)を見て存在すると思えない自分の競争心に火をつけてみようと思ったりとか・・・(同業に勝ちたいって気持ちだけで無我夢中に仕事できたら人生楽しくはあるんだろうなあ)
えー書き連ねてみたら結構頑張ってる・・・涙ぐましい。どうしてこんなに書けないんだろう。でも、イ・ランのエッセイ「笑って泣いて、眠りにつく」を読んでいたら最近の私がいた。
「何か書かなきゃ。毎日書かなきゃ。毎日こう思っている。それでいて何も書かない。」
「毎日家を出るたび、今日こそは果たしてパソコンを取り出せるだろうかと考える。結局何も書かずに帰ってくる日は、一日中一文字も書かなかったくせに、なんでこんなに疲れているのか自分でも不思議だ。」
「明日は絶対に何か書かなきゃ、絶対に。文章は毎日書かないと、と思いながら。」
「明日は絶対に何か書かなきゃ」の気持ちで毎日眠るから、「書かなくていいや」には逃げないので、、今日もなにも書かずに眠る私をお許しください。。。
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