見出し画像

やりたいことが見つからない、は当たり前

「やりたいこと、特にないんだよなぁ」
何度も聞いたことがあるし、言ったことがあるセリフ。みなさんも同じだろうか?どうして僕たちの周りには”やりたいことが特にない人”が多いんだろうか。

学生時代に、その理由がありそうだ。

僕の勝手なイメージかもしれないけど、だいたいの学生は、親にたたき起こされ朝食もそこそこに家を飛び出していく。
そして、ただ黒板の文字を書き写し、給食を頬張り、休み時間には友達とゲームかドラマの話で盛り上がる。午後には巨大な睡魔が襲ってきて、気づけば授業が終わっている。
夕方までは部活に汗を流し、暗くなってから帰宅。晩御飯をたらふく食べ、お風呂に入り、疲れて寝るかスマホをいじっていれば、1日が終わる。
気づけば朝だ。

大概がこんな学生だったのではないだろうか。
いい高校、いい大学に入るためだけの勉強。付き合いやなんとなくの興味で入った部活。
学生時代の時間はこれらで埋め尽くされていた。

この生活で、やりたいことが見つかる方が奇跡ではないか?

いま思えば「学校」という強力で絶対的な檻に閉じ込められていたように感じる。
でも大人になって外から見ればなんてことはない、小さくて、いつでも飛び出せる軟弱な檻であった。

ひとつの範囲内でしか行動していないので、視野が広がらず、外の世界を知らないのも無理はない。
自分という人間をじっくり観察して、興味のあることを見つける時間もなければ、その方法も知らなかった。

大人たちは「良い大学に入れ」、「良い就職先を見つけろ」と言うばかりで、僕らの人生を見てはいなかった。

いま社会人になって、興味のあることを学ぶ楽しさを知った。
子どもができたのももちろんあるけど、育児の知識を身につけるのは楽しい。そして文章を書くことが好きだ。
やっと気づいた。

やりたいことがわからないと悩む人がいるなら僕は言いたい。
やりたいことが見つからないのはあたりまえだ。あなたのせいではないし、焦る必要もない。

では、どうすればやりたいことが見つかるのだろうか?

「学校」というひとつの概念に囚われないことだと僕は思う。
どんどん学校から飛び出していい。
自分の学校以外の人たち、性別も年齢も様々な人たちと友達になったっていい。いまはSNSがあるから便利に使えばいいじゃないか。
色んな人と話して、たくさんのものに触れて、経験を積むしかないんじゃないか。

大人はそれを制限するのではなく、見守り、サポートしてあげればいいと思う。
もちろん学校での勉強や人間関係を築くことも大事だけど、それはほんの一部であって、それがすべてではない。
いまからでも遅くない。
自分の知る世界を広げてほしい。




最後までご覧いただきありがとうございました🙇‍♂️
よろしければ他の記事もどうぞ!
ぜひ、スキ&フォローお待ちしております🙏


いただいたサポートは家族の幸せのために使います!