映画『夜明けのすべて』【2024#5】
感想の前に
観る人によってはちょっと重い映画ってありますね。家族の話だったり、介護の話だったり、メンタルの話だったり。私は平気だけど、気になる人は注意した方が良いかもしれない。
感想(ネタバレあり)
例によって情報なしで観てるので、あとから気づくのだけど、瀬尾まいこさんの原作。「そして、バトンは渡された」の映画も良かったですね。
PMSにしても、パニック障害にしても、人によって症状は違うと思うのですけど、このようなケースもあるのですね。発作とかは、映画なので少し抑えたものにされているのかもしれないけれど。症状を説明する映画ではないのでそれで良いと思いますが。
映画に直接関係する話ではないのですが、ウイルスなどの感染症による風邪とかと、メンタルの問題と、体質みたいなものを、区別せずに、病気と言うのはどうなんでしょうね。どれも病院やクリニックに行くというのでは共通しているかもしれないけれど、同じではないし、単なるラベルかもしれないけれど、それが生きにくくしている部分もあるんじゃないかなと思います。向き合って生きていくのもつらいのに、周りの目も気にしないといけないなんて、それは無理というものでしょう。
最初の会社はひどいですねー。録画してるのもどうなのって思うけど、他の人の前で、それを本人に見せる?たぶん、○○ハラとかも普通にある会社なんでしょうね。産業医とかに相談してみるとかまずやることは別にあると思うけど。本人もある程度自覚があるのであれば、一番上の人には事前に相談しておくとか、それも難しい会社なのかもしれない。
あんまり関係ないのですけど、松村北斗さん、そんなに見たことはないのですけど、少し、江口洋介さんに雰囲気が似ている気がします。アイドルとしてはどうなのか全く知らないけど。
最初の方では仲良くなりそうにはなかった2人が、どちらかというと好きではなかったはずの仕事から、お互いを尊重し、信頼していくのが良かったかな。
星の話も良かったな。太陽は沈むっていうけれど、太陽は動いていないんですよねー。ものすごい速さで地球が自転してるから昼と夜があるわけで。
つらいことばかりかもしれないけれど、それでも、自分なりの生き方みたいなものを見つけてほしいなぁと。タイトルにもそういう思いは込められているのかもしれないけれど、「明けない夜はない」とも言うじゃありませんか。最後の、会社の前でのシーンはそんな未来が見える気がして、良かったなぁ。。。
最後にちょっと気になったところ、と言っても一つしかないんですが。
長い!
映画館情報など
グランドシネマサンシャイン池袋で。会員ポイントを2ポイント使って1200円。閉店時間って24時過ぎてると思うけど、アルバイトの方とかって帰りどうしているんだろう。タクシー代はさすがに出ないと思うし。4人で同じ方向で5000円くらいまでとかなら出てもおかしくはないけど。東京のど真ん中でそんなのって少ないよね。
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