#360 家族との面談で全力で臨む訳
こんばんは フミオです。
今日のnoteは、パート先の職員からのこんな質問、「フミオさんは、どのご家族でも、全力で在宅生活に戻るために頑張りますが、どうしてできるんですか?」について
■質問された同僚から「やる気スイッチ」が有無
その同僚は、申し込みを受けてから退所まで。利用者される方への支援に波があると説明をしてくれました。だから、スイッチの入る場合と入らない場合があると・・・。
但し、この話は、その同僚の個人の感覚からの自己評価です。
私の場合は、苦手スイッチがあるのは自覚していますが、「やるきスイッチ」はないと思っています。むしろ、これも私自身の評価ですが、やる気スイッチなるものがあるなら、「苦手スイッチ」が入った時には、通常時より「やる気」になっていると思います。
■どの家族にも、全力になる理由
まず、私は、在宅への支援をする際に、概ね申込みから契約の間で利用者とその家族に関わることなくて、分業してるので別の相談援助職が関わります。
だから、申し込み時点の家族の困りごとのイメージは、別の相談援助職のサマリーと口頭での確認のみです。
そして、私の本番は、入所してからの2週間から1月の間に、利用者と家族と面談するところからスタートします。このため、面談場面での他職種からの報告やそこでの家族等のリアクション、含めて「確認作業」になります。
だから、「どの家族にも全力でかかる」理由があります。
■「確認作業」とは、何をしているのか?
また、同僚と私の違いは、「確認作業」ですね。
同僚は、申し込みから「家族の困りごと」を聴くことができます。しかし、私は、サマリーと最初の面談場面での利用者の動作や姿、その様子を聴いている家族の姿から「私が気になる家族や利用者の姿」をひたすら観察しています。
どんな場面で、どんな言葉に反応したか、表情をしたか?家族と利用者のアイコンタクトなどを気にしています。
そして、面談の場面での、今日現在の様子の説明と振り返り。更に、申込前からの振り返りを具体的に質問しながら、ズレを確認していきます。
■具体的な自宅での動作場面を尋ねてみる
ズレの確認といっても、家族のイメージと私たちのイメージが一緒ではないので、家族に具体的な自宅でのイメージを伺うようにしています。
ここは、大きなポイントです。
同僚は、できる、できないの答えに注力していると思います。私は、具体的に動作場面を教えて頂くようにしながら、家族と利用者の距離感やできないことの差を言葉と表現から確認します。
概ね「家族の介助・介護」でも、手の出しどころ(実際におこなっていること)は、言葉と実際に差があります。(むしろあって当然なので、このことが自宅にお邪魔して、実際に動作をしてもらう時に効いてきます)
■「確認作業」の別のポイント
自宅で介護・介助する際の家族や利用者の本音を探ることですね。「ここまでして欲しい!」というような家族の介護力を確認するのでなく、できないこと。したくないこと。わからないこと。確認しています。
私が思うのは、簡単に思える家事や介護のことでも些細な感情がとのなっている・・・。「こんなことまで、しないといけないのか?」とか、「ここまで、できなくなったのか?」とか、「いやだな」とか・・・その時々で感情があります。
この感情を理解して、最低限して欲しいことから、もっと簡単にできることとか、そこまで感が無くても・・・と感じることを家族と利用者と私たちで
シェアすること。
■この確認作業の繰り返しを最低でも「私の中でクリア」する
利用開始から、2週間から1月、家屋評価、自宅に帰るまえのカンファレンス、必要なら自宅への戻る日に一緒に同行しする・・・。
これが、私の中での最低の接触と確認回数です。
もし、足りない場合は、1から2回接触と面談を重ねます。この回数が多いか少ないか?です。しかし、私個人的には、この回数の時に、熱量を上げていきます。
理由は、簡単です。
困ったら「フミオさんに、聞けばいい」と利用者とその家族に思ってもらうためです。
■今日のnote
私が全力でいく理由は、まず初見で家族や利用者の情報量がすくないので確認すること。次に、しっかり家族と利用者の動作と気持ちの「見積もり」を行うこと。最後に、自宅に戻るまでの熱量を家族や利用者へしっかり持ってもらうこと。
これが、全力でいく私のやり方です。
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